よく聞く「三年は働け」という言葉。
ですが新卒として入社したものの、
今やっている仕事が合わない
憧れて入社したけど希望じゃない部署に配属されてしんどい
など、こういった思いを抱える人もいるのではないでしょうか。
新卒3年目は、第二新卒としての転職ができる最後のチャンス。退職を考える人も多い時期です。
きっとこの記事を見ている人も何らかの原因で会社を辞めたいと考えているのではないでしょうか。
ちなみに私は新卒で入社した会社を3年半で退職しています。
そんな私が当時を振り返りつつ、新卒3年目の人が、今の会社を辞めたいと思った時にやるべきこと3つ・辞めるか判断するためのポイントをお届けします。
会社を辞めたくなったらやるべきTODOリスト3つ
今の会社をやめたい…
こう思ったら、これから紹介する5つのどれかをやってみてください。
1. 退職したい具体的な理由を書き出す
A4の紙を1枚用意して、やめたいと感じた出来事、理由を書き出してみます。
この紙は今のあなたの考えやもやもやを整理することが目的なので、きれいに書こうとしないでください。
自分が見てわかる文字・言葉で書いたらOKです。
もしなかなか書き出すことができないのであれば、以下の項目を参考にしてみてください。
- 給料はどう?(生活できる?)
- 仕事の内容はどう?
- 将来性ありそう?
- 一緒に仕事をする人たちとの人間関係は?
- その会社でずっと仕事出来そう?会社への不満は?
2. 自分で変えられるもの・変えられないものに分ける
1で書き出した理由をもとに、自分で変えられるもの・自分から上司に相談すれば変えられるかもしれないもの・変えるのは難しそうの3つに分けてみます。
分ける基準は、あなたが思うレベル感でOK。
例えば上司に部署移動の相談をする方法もあるけど、ちょっとできないから、「変えるのは難しそう」という分類でもOKです。
3. 家族・友人やキャリアのプロに相談する
1と2をやってみて、それでも「やめていいのかわからない」のであれば、他の人に相談しましょう。
私も新卒の会社を3年半でやめたとき、いろんな人に相談して、退職したときのリスクなどを洗い出したうえで決断しました。
誰かに相談するときは、以下のポイントを整理しておくと相談しやすくなります。
- 今の職場の現状
- やめたいと思っている理由・出来事
- やめると決断しきれないポイントor自分で判断できないポイントリスト
これをポイント書きで整理しておくと、他の人へ相談がしやすくなります。
多くの3年目で会社員を辞めたくなる原因TOP5はこれ
2022年にエン転職が行った調査によると、退職理由のTOP5は次の5つでした。
やはり仕事をする上で大きな要素になってくるのは「人間関係」「お金」「会社の方針」の3つ。
1日の多くを占めるだけに、辞める原因にもなってきますよね。
ちなみに私も会社員を辞めた時、給料面では不満はなかったものの、やりたい目標があったこと、人間関係や会社の方針が合わないと感じたことから、退職を決めました。
どんな悩みだったかというと、同じ部屋にいる部長やその上のクラスの上層部が毎日他部署の悪口しか言ってなかったことが一番の原因です。(それを聞かされながら仕事をするこっちもしんどい。)
3年目でも今すぐ退職していいケース3つ
いろんな理由から退職を考えている人がいるのはわかったけど…私の理由ってどうなの…?
ということで、ここからは「退職した方がいい特徴」をご紹介します。もし今退職を考えているのなら、参考にしてみてください。
1. 今の仕事の給料では生活ができない
今もらっている給料が低くすぎて、家賃が支払えない、普段の生活がままならない。
こんな状況であれば、より給与面がいい会社に転職しましょう。
仕事よりも、自分の生活が大事です。人生の本業は生きることです。
2. 仕事が原因で精神的なダメージを受けている
もし今の職場や仕事内容によって、心がつぶされそうだなと感じているなら、迷わずやめていいと思います。
私の前職の友人に「仕事頑張りたかったけど、ある日電車に乗れなくなって…」と、退職後教えてくれた子がいました。
現在は退職し、今は実家で休みながら、少しずつ社会復帰に向けて頑張っているようです。
会社は仕事はくれても、健康はくれません。むしろ平気で潰しにくることもあります。
お金は大切ですが、もし動けなくなるくらい、何も考えられなくなるくらいの環境になっているのであれば、そんな職場からまずは逃げる。
その上で立て直して、また仕事ができるようになったら戻ったらいいです。
十分ではないかもしれませんが、仕事による精神的なダメージが認められた場合、「傷病手当金」など国の制度をうまく活用できれば、ある程度給付を受けながら生活をする選択肢もあります。
完全に潰されるまでそこにいては、立ち直るまでにも時間がかかってしまいます。潰される環境にいる必要はありません。
3. 仕事を辞めてもやりたいことがある
一度は就職したものの、どうしてもやりたいことが諦められない、などあれば、退職を検討することもありです。
人生は一度きり、20代半ばであれば、たとえ諦めることになって再度就職するとしても十分やり直せる余裕はあります。
(ちなみに私も演劇がやりたくて3年半で会社を退職しました。)
退職しない方がいいケース3つ
逆に退職しない方がいいケースは?
ここでは、退職しない方がいいケースを3つご紹介します。
1. 無収入になったら生活に困る(貯金が100万円以下)
退職後、しばらく就職をしないのであれば、その分の生活費が必要です。
貯金がないにも関わらず、いきなり辞めることは生活に困る可能性もあるため、お勧めしません。
- 半年の生活に困らないくらいの貯金がある
- 次の転職先がすでに決まっている
- 収入がなくても生活できる基盤がある
などであれば、退職の検討は多いにアリです。
私の場合はまとまった貯金があったので、退職を決意することができました。
2. なんとなくで退職する
「なんとなく」での退職は、そのあとの転職活動もうまく行かない可能性が高いです。
そのため、なぜやめたいのかをはっきり自分の中で言語化したうえで、検討するようにしましょう。
私も学生時代に、アルバイトを「なんとなく」でやめたことがありますが、今でも後悔しています。
3. 周りと比べている
「同期が辞めているから」
「他の会社に転職した元同僚が活躍している」
など、他の人と比べてやめようとするのは、お勧めしません。
こうした1つの結果だけで判断することは、比較対象の人の性格や、置かれている環境などを全ての要素を知った上での判断とは言えないからです。
人間は他の人の話については、「良いと感じること」しかピックアップしません。もし他の人と比べて「辞めたい」と考えているのであれば、それは一度立ち止まって考え直すべきです。
退職を決意したらやるべきこと
1. 転職活動だけしてみる or 働き方を相談してみる
次の仕事が決まらないまま退職するのは、お金の不安を抱えた状態で転職活動(就職活動)をすることになるため、おすすめしません。
そのため、できるだけ次の仕事先が決まった状態での退職を目指しましょう。
最近では一緒に自己分析・自分に合う仕事を分析し、求人紹介を受けられる「相性転職」や、これからの働き方を一緒に考えてくれる「ポジウィルキャリア」というサービスもあります。
ちなみにポジウィルは私が退職する直前に利用した相談先の1つ。
45分の無料相談を受けましたが、自分が仕事をするうえで大切にしたい価値観を洗い出してもらえたりと、かなり助けてもらいました。
2. 他の収入源を作る(副業をはじめる)
もし退職をすることになったとしても、収入源があるだけで心のゆとりは大きく変わります。
今すぐに稼ぐことはできませんが、少しでも稼げるようになれば、退職した後の生活も安心感が出てくるはずです。
3. 社会で戦える武器を身につける
2と重なる部分はありますが、どうなるかわからないこの世の中。
自分の好きを活かせるスキルを身につけるのも一つの方法です。
デイトラのような安くで学べるオンライン講座もあるので、ぜひ覗いてみてください。
まとめ|貴重な20代の時間。自分と向き合って後悔が少ない選択を!
生きるために必要なお金と仕事。ですが、仕事ができるのは健康あってのことです。
いろんな働き方ができるようになった今、自分がどうありたいのか明確にすることで、取るべき選択肢も見えるようになると思います。
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