ふと「女子校」と調べてみると、「女子校 怖い」「女子校 メリットデメリット」という関連ワードが目に止まりました。
え、女子校ってそんなに怖いイメージとかあるの?
女子校って、意外と希少種。令和4年度の学校基本調査 によれば、全国に高校は4,824校。うち女子校は5〜6%しかないそうです。
リアルに女子校出身の人に出会うのは難しいから「女子校 怖い」と調べる人も多いのかもしれませんね。
この記事では、女子校10年間通った私が感じている、女子校育ちの特徴と社会に出てから感じたことをお届けします。
- 女子校への進学を考えている、もしくは子どもを通わせるか考えている
- 現在女子校に通っていて、将来に不安を感じている
- 女子校育ちってどんな人なのか気になる
女子校あるあるも交えてお届けするので、楽しく読んでもらえると幸いです。笑
よくいる女子校出身者って?社会に出た時にどうなるの?
社会にでた女子校出身者のその後とか、恋愛観
社会にでた女子校出身者…いろいろ知らないうちに身につけた特殊スキルを発動させてたり、壁にぶち当たったりしてます。
よくいる女子校出身の特徴
女子校出身者(特に中学・高校を女子校で過ごした場合)の特徴はこんな感じ。The女子校あるあるな3つです。
サバサバしている性格
男子の目がないので、基本的に自由でオープンな感じです。羞恥心がどこかに消えてます。
※もちろんお淑やかなまま可愛く育つ子もいます。
異性の目がない=争う要因が一つ減る。そのため、割と陰湿なものは少なめ。
夏は暑いとスカートで仰ぐし、スカートめくりが流行ることもあります(ひどいと学年集会で注意される)。
あとよく手を叩きながら大笑いしてたりと感情表現も開放的な傾向があります。なので笑い方が芸人なのは激しく同意。私も結構芸人みたいな笑い方してます。いまだにこの癖が抜けないです。大学の時は人であふれかえっている廊下でも「笑い声でどこにいてるかわかる」と友人に言われました。
そして、ここは学校によりますが、スクールカースト別(パリピ・中間・オタク)になることはあっても、諍いなく平和に過ごせていました。もしかしたら表立って悪口をいうことがなかったから、かもしれません。
いざという時の結束力がすごい
あと女子特有の結束力が本当にすごい。
たとえばスマホ禁止の学校で、授業中に着信音がなった時
先生「…誰?鳴らしたの?」
クラス全体「( 静寂 )」
この静寂の中で、アイコンタクトでクラス全体が協力してたりします。
あとは体育祭のクラス対抗リレーが本気。世間の“おしとやかな”印象を綺麗に裏切るくらいの大声援で自分のチームを応援。
選抜選手たちも男子顔負けくらいな気合いの入りようで、コロッセオのような場になります。でも選手も応援する側も本気なので、忘れられない思い出になります。
ユニークな恋愛観を持っている
あと同世代の男子がいない=女子の中でやたらとモテるかっこいい女子も誕生する。特に運動部のエース的ポジションの子とか。バレンタインは憧れの先輩の教室に後輩がチョコを持ってくるという光景も観れます。女子校の青春。
もちろん女子特有の陰湿さも多少はあるのですが、共学に比べると平和。クラスカースト的なものは存在するけど、ピラミッド型じゃなく住み分けが綺麗にできてる感じです。波風立てずに過ごす。社会に出てもこのスキルは役に立っています。苦手な人へのスルースキルとかで。
そして大切なことなのですが、男子の目がないので!
本人の積極性の有無によって、異性への免疫力が違います。自分から積極的にいく子であれば同世代の男子とも話します。が、そうでない場合は話す力が弱いかもしれません。
好みのタイプがおじさん好きな人もいます。かくいう私もその一人です。今まで好きになった芸能人も+15歳上のおじさんばかり。共学にいってたら私の恋愛観どう変わってたんだろうかと思うくらい、女子校生活で歪みました。
社会にでた女子校出身者のその後とか、恋愛観
職場と女子校出身者
女子校育ちの強み:力仕事でもなんでもわりと率先して動ける
新卒で入った会社では「備品届いたから誰か運んで〜!」と言われると、真っ先に「私行きます!」と動いていたら、管理部の女性社員から「ちょっと男子も手伝え〜!」とのツッコミが。
動ける人がやればよくね…?
と思っていたのですが、女子校マインドなのかもしれません。
女子校育ちならではの困りごと:羞恥心・恥じらい心が常に留守番
社会に出て、例えば豪快に笑う、おっさんみたいな癖が出る。こんな姿を見られると「もう少し女の子らしくしたら?」としょっちゅう言われました。
男子の目がないために、異性の目を気にすることもなく青春時代を過ごすと、こうした他の人を気にする目がどこかに飛んでしまうようです。
社会に出たらある程度は揉まれて、羞恥心を取り戻せるかとは思います。が、正直その人がどこまで危機感を持つことができるのかが大きなポイント。社会に出たら、まずは教学出身の子がどんな時に気をつけているのか、見てみてください。
共学出身者とのコミュニケーションのズレ
異性に好かれるための「媚びる・ぶりっ子をする」が理解しづらい。
基本的に自分の+10歳上の先生しか男性がいない環境で過ごすと、学生側から「先生かわいい〜!」と自分から言いに行くことはあっても、“好かれるための受け身”になる経験が少なめ(積極性ある女子校生なら別です)。それゆえに、社会に出てから衝撃を受けました。
今となってはそれも一つの手段なんだなと割り切れるようになった気がします。
男性に慣れるためのやった私の失敗行動:
ちなみに私はこのままじゃ、やばい!と思い、とにかく男性に慣れるために家の近くのスポーツ教室に通い出しました。ですが、おっちゃんたちしかいなかったので、同世代の男子に慣れることはできず、社会に出てめちゃくちゃ苦労しました。(可能であれば、同世代の男子と話せるようになると、マジで良きです)
女子校育ちと恋愛
女子校出身者の恋愛傾向って?
女子校出身者の恋愛傾向は、一般的に男性に対する免疫が少ないため、恋愛に対して慎重かつ真剣な姿勢を持つことが多いです。
女子校での生活は、男性との日常的な交流が少ないため、恋愛に対する理想が高く、ロマンチックな期待を抱きやすいです。また男性との交流が少ないことから、恋愛初期のコミュニケーションに戸惑うことも。
共学出身者と女子校出身者の違い
共学出身者は男女の交流が日常的であるため、恋愛に対して自然体で臨む傾向があります。
一方、女子校出身者は男性との交流が限られているため、恋愛に対して理想的なイメージを持ちやすく、現実の恋愛において理想とのギャップに戸惑いやすいです。また、女子校出身者は女性同士の深い友情を大切にする傾向があり、恋愛よりも友情を優先する場合も…。
女子校育ちが恋愛をする鍵は「コミュニケーションの取り方」
社会に出てから男性との交流が増えることで、新たな自己発見や成長の機会を得ることが多いです。
恋愛においては、初めての経験を積むことで自己理解が深まり、より成熟した関係を築くことができます。女子校で培ったコミュニケーション能力や自己表現力が恋愛においても活かされ、独特の魅力を発揮することも。
しかし、恋愛における男性の理解やコミュニケーションの取り方に苦労することもあり、恋愛経験の積み重ねが重要になります。
女子校育ちが社会に出る時は、羞恥心と異性へのコミュニケーション力をお忘れ無く
ここまで女子校育ち10年の私が、社会に出た女子校育ちのその後をお届けしました。
よくいる女子校出身者の特徴
- 羞恥心が少なく、自由でオープンな性格
- 困難な状況での女同士の結束力が強い
- 感情表現が豊かで、笑い声が大きかったりと自由
- 力仕事とか率先して引き受けやすい
女子校出身者の恋愛
- 異性に慣れていないため、コミュニケーションの取り方に苦労しやすい
- 恋愛に対して理想が高く、ロマンチックな期待を持ちやすい
女子校歴12年の辛酸なめ子さんの「女子校育ち」も気になる…
おまけ|女子校10年通った私の感想
私は女子校通えてよかったです。後悔してない。もし自分に娘がいて、通いたいなら行けばと思います。私自身、その時にしかできない面白い経験もできたし、合わせられてない感覚も、後から理解できるようになればいい。
共学も、男女別の学校も、それぞれ一長一短。共学に通っていれば、社会にどんな子がいるのか勉強もできる。でも希少な女子校出身者なら、社会に出た時見方によっては、武器になる個性になるのではとも思います。
思ったよりも貴重だった女子校歴10年。これからも、あの時培ったものを武器に社会を生き抜いていこうかと思います。たくましく生きていきます。
もし女子校あるあるがありましたら、コメントもぜひ!
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