【絶対に守って】舞台観劇のスマホマナーって?最低限やるべき3つ

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わくわくして見に行った舞台観劇。

公演中、どこかからか

(ブーーーーッ…ブーーーーーッ)*スマホのバイブ音

こういったスマホの着信音や明るすぎる画面のせいで、せっかくの観劇体験が台無しになった経験、1つや2つあるのではないでしょうか。

私も多い時は週に数本観劇しますが、せっかくお金を払って見に行ったのに、いいところで残念な思いをしたことが何度もあります。

ですが、中には

電源切らないとダメなの?

機内モードじゃダメ?

と思う人もいるのではないでしょうか。

観劇時のスマホマナー・スマートウォッチのマナーは「電源から切ってカバンの中に入れる」です。

ですが最近の舞台作品ではカーテンコールの写真OKなケースも。

電源から切ってしまうと、シャッターチャンスを逃してしまう可能性もありますよね。

今回は現役の舞台俳優が思う「快適な観劇空間を守るための最低限守るべきスマホマナー3つ」をご紹介します。

目次

舞台観劇前に確認すべきスマホのこと3つ

ここでは舞台の公演開始直前に、最低限確認すべき3つのことをお届けします。

まな

気になるものポイントをクリック!

今回は電源を消さない場合で紹介しています。
基本は「スマホは開演前に電源から切る」+「カバンにしっかり収納する」です

1.アラーム設定を解除しているか

スマホで厄介なのがアラーム設定。

日中の時間帯で忘れないようにアラーム設定しているものはありませんか?

スマホの機種によっては、サイレントモードや機内モードにしていても、アラーム音が鳴る設定もあります。

公演中静かなシーンで、元気に携帯のアラームが鳴ると、一気に劇場の空間が壊れます。

出演者・観客の集中力が削がれます。

お願いです。開演前にアラームの設定がないか、あればオフにしてください。

2. 機内モードにしているか

本番中の着信や通知音も、アラームと同じく、出演者・観客の集中力が削がれます。

着信や通知音を防ぐために、開演前に事前に機内モードにしておきましょう。

また舞台作品の中には、電波を使った装置が使用している場合もあります。

スマホの電波がこういった装置に干渉(邪魔)をすることもあるので、機内モードにしておきましょう。

3. カバンの中に入れたとき、すぐに飛び出ない場所に収納できているか

どこに収納するかまで気をつけなきゃだめ?

音や光が鳴らない状態だったらOKでは?と思う人もいるかと思います。

ですが、公演中にお客さんが物を落としてしまった音って、劇場では思ったよりも響きます。

劇場空間は、日常以上にいろんな音が繊細に聞こえる設計になっています。

物を落とした音もすぐに聞こえます。

私が観劇したとき、公演中に他の観客がスマホを手に持ちながら居眠りをして、落としたことがありました。

スマホの音が鳴らないようになっていても、物を落としたら「音が鳴っている」状態です。

公演中、すぐに取り出せる場所にスマホを入れるのではなく、「確実に落とさない」場所に入れておきましょう。

スマホの電源を切ってカバンに入れるべき3つの理由

ここでは観劇の際にスマホマナーに気を付けるべき理由を3つお届けします。

1. 出演者の集中力が削がれるのを防ぐため

舞台作品は「出演者一人一人が劇場空間に物語を立ち上げ、その世界で起きる物語を届ける」ものです。

物語を立ち上げ、その世界にいながら感情、意思を届けるには、かなりの集中力とエネルギーが必要です。

劇場に行くまでに、出演者や演出家、スタッフは何十時間・何百時間もかけて稽古・話し合いを重ね、一つの作品を作り上げています

それらをスマホやスマートウォッチの着信音・光は簡単に破壊できます。

人の意識を奪えてしまうくらいの威力があります。

劇場は非日常に向き合い、楽しむ場所です。

2. 観客の集中力が削がれるのを防ぐため

舞台作品を観る側も、同じくらい集中力が必要です。

ですがスマホは「日常とつながる装置」。

上映中に音や光が鳴ってしまうだけで、一気に物語の世界から引き戻されてしまいます

スマホマナーを守って手放すことは、舞台の世界に深く入り込むための第一歩です。

3. 演出や音響・照明の効果が薄くなるのを防ぐため

舞台作品の演出や音響・照明は、そもそもスマホが鳴らない前提で設計されています。

そもそもスマホがなることは前提にされていません。

作品によっては、暗転(劇場内を真っ暗にする演出)や、静かなシーンが続く場合があります。

こういったシーンでスマホ画面が光ったり、着信音が鳴ってしまうと、こういった演出、音響・照明の効果が一気に薄れてしまいます。

実際にあったスマホの電源切り忘れ・しまい忘れの実例

ここからは実際に私が経験した“スマホ被害”の体験談や、ネットで検索した中で見つけた実例をご紹介します。

1. 公演中に着信音が鳴った

「公演中にスマホの音が鳴った」これはよくある一例です。

私も年に数十本は舞台を見ますが、何度か公演中に盛大に着信音が鳴り響く公演があります。

またLINEメッセージやアプリの通知音なら可愛い方です。

ここからは舞台が好きな観客として、そして1人の出演者としての想いです。

あきらかに電話の着信音が鳴り響くのは正直めちゃくちゃ迷惑です。

劇場空間における、舞台作品は出演者が何度も稽古を繰り返し作り上げたものを観客に共有する場所です。

その共有されたものを、ひとりひとりの観客が何かを受け取り味わう時間でもあります。

チケット代はその時間・場所に対して払われているものです。

それを1人の不注意によって起きる着信音で壊さないでください。

他にも舞台が好きな方の体験談ブログを見つけたので、ぜひ読んでみてください。

食う寝るところに生きるとこ
スマホの電源を切り忘れたことがある私の話 - 食う寝るところに生きるとこ 「上演中は、携帯電話やスマートフォン、音の出る電子機器は、周りの方のご迷惑にならないよう、電源を…」 映画だけではなく、舞台やミュージカルなどを観に行けば、ほぼ確...

出演者・演出の作り手が感じているスマホマナーについて、歌舞伎役者の四代目尾上松緑さんもブログに書かれていました。こちらも読んでみてください。

2. 公演中にスマホ・スマートウォッチを確認した

「着信音・通知音が鳴った」と同じくらいよくある、「デバイスの光が漏れる」行為。

劇場空間は、日常空間の光とは種類が違います。

劇場空間では、舞台作品がより効果的になる照明が設計されており、それがシーンごとに展開されていきます。

逆にスマホやスマートウォッチは、日常空間では見慣れた光の種類。

“非日常”を楽しむ空間に、日常空間の光が入り込むだけで、それまで空間に漂っていた物語の世界が一気に壊れます。

スマホやスマートウォッチはそれだけの威力がありますし、舞台空間の表現はそれだけ繊細なものなのです。

3. 公演中に居眠りをしてしまい、手に持っていたスマホを落とした

こちらはつい先日観劇したときに、私が経験したものです。

作品によってつい眠たくなるのはわかりますし、それはどうしようもありません。

ですが観劇前にスマートフォンをカバンに収納することは誰もができることです。

その人はスマホを電源から切らずに、手に持ったまま公演中は居眠りをし続けていました。

持っていたスマホを落とし、静かなシーンで盛大に「ガタッ」と落とした挙句、拾ってスマホの画面を確認していました。

それするくらいなら、最初からカバンの中に入れとけ。

その場では言いませんでしたが、静かな空間を楽しむ作品だっただけに、なおさら殺意を覚えました。

観劇は「お金を払って観る」だけではありません。出演者と観客、双方がその空間を作り、物語を楽しむものです。

せめて寝るなとは言いません。スマホは音が鳴らないようにして、カバンの中にしっかり収納してください。

まとめ|スマホマナーを守って素敵な観劇体験を!

劇場作品は、出演者・観客“全員で”作るものです。

その世界観を守るためにも、スマホマナーを守って楽しい観劇体験を過ごしましょう。

ほんの少しの心がけで、あなたも、演者も、周りのお客さんも、最高の舞台時間を共有することができます。

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