- 演技未経験から俳優を目指す人に必要な道のりが明確になる
- 東京で一人暮らしをしながら俳優を目指すために必要なことがわかる
今まで見たドラマや映画・舞台のなかで、思わず心が動かされた俳優や女優の方っていませんか?
憧れの俳優と一緒にお芝居ができたら、きっと幸せですよね…!
私も学生時代に見た映画で好きになった俳優さんに憧れて、俳優を目指すようになりました。
でも…
演技経験ないけど俳優ってなれるの?
東京で俳優を目指すには今できることってあるのかな…
こういった悩みを抱えている人もいるのではないでしょうか。
私はお芝居未経験から演劇活動をはじめ、2年前にプロを目指すため上京しました。
本記事では私の経験も交えながら、演技未経験から俳優になりたい人・地方から上京して俳優(俳優)になるために今できることをお届けします。
演技未経験から東京で俳優になる方法は?下積み期間にやるべきこと
東京で俳優になるためにやるべきことは大きく4つあります。
気になるものをタップ!
演技力を磨く
俳優に必要な演技力を磨くためにできることは次の7つです。
詳しく説明します
1. 演技を学べる専門学校・養成所に行く
演技未経験でプロを目指すなら、演技力を磨くのは必須です。
私は演技未経験の状態で、いきなり舞台演劇から演技をはじめました。
さまざまな作品に参加する中で感じたのは、演技の基礎を学んでいる人は強いということ。
もし過去に戻って再び演技をやるなら、絶対に専門学校や養成所で基礎を学んでからやります。
その理由としては、
- 最短距離で演技の基礎を学べる
- 業界のルールを知れる
- 業界の人とのつながりを作りやすい
- 授業を通して自分に合うものを見つけられる
この4つがあります。
未経験から俳優になりたいと思っているこの瞬間、今どこかで現場に立って仕事をしている俳優がいます。
少しでも早く追いつくなら、不要な遠回りは避けるべきです。
今は会社員をしているのなら、総合学園ヒューマンアカデミー(夜間コース)のような、社会人でも学べる場所がおすすめです。
もし養成所を探しているのであれば、テアトルアカデミーのような事務所付属の養成所を選びましょう。
事務所付属のほうが、事務所からエキストラなどの現場経験も積みやすいです!
2. 演技に関する書籍を読む
私はいきなり現場に飛び込んでしまったので、舞台稽古の現場やワークショップで学んできました。
ですが使えるお金は限りがあるため、少しでも先人の知恵を吸収しようと、演劇関連の書籍も読むようになりました。
演劇の関連書籍を読んだ方がいい時は次のような時です。
- レッスンの中でわからない箇所がある
- もっと自分の中で深く知りたい
- 演技を学ぶ中で自分に余裕がでてきた
もちろん自分で常に読書していくのがベスト。
最初のうちはわからないところがあれば書籍を読むくらいで十分です。
また先輩や俳優仲間から「この本おすすめだよ」と言われたらその本も読んでいきましょう。
3. 映画を見る
私がお芝居の勉強をする中で言われたのが「もっと映画をみなさい」でした。
理由は
- 演技の幅を広げる下地になる
- いわゆる名作に触れることができる(舞台だと再び見るのは難しいです)
- 映像演技の表現方法、カメラで撮られるイメージがつきやすい
この3つです。
映画を選ぶ時のポイントってある?
演技の学びになる映画の選び方にはちょっとしたコツがあります
私がいろんな人からアドバイスをもらって思った映画作品の探し方のポイントは
- 有名な映画祭で受賞している作品
- 時間がたっても名作と評価されるもの
- 面白い作品が集まるミニシアターで上演されている自主映画
この3つです。
最初はカンヌ国際映画祭など有名な映画祭で話題になっている映画作品から触れてみるのがおすすめです。
映画祭で話題になっている作品を探すの大変そう…
まずは名作と言われている作品から見ていきましょう!
俳優を目指す人が見るべき名作は「【演技の勉強になる映画】俳優が見るべき名作7選」でも詳しく紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。
映画を見ることに慣れてきたら、今後は「映画の見方」も学んでいきましょう。
映画の見方とは、映画の歴史や映画の物語の構造、映画の脚本・撮影方法・音響・美術・演出などのことを知ることで、隠されたメッセージ
4. 舞台を見る
舞台演劇は映画とは違い、巻き戻しができないライブ感のあるお芝居が楽しめます。
また俳優のコンディションや観客の状態によって、その公演の空気感は変わってきます。
金曜のお昼は盛り上がりづらい、土曜の昼はお客さんが盛り上がりやすい、みたいな特徴があります…!
こういった空気感の違いは映画館では味わえません。
ぜひ生の舞台もたくさんみてみてください。
5. 小説を読む
小説は登場人物の気持ちや状態の変化を、ていねいに描写しています。
一方脚本はセリフやト書きなど、事実しか書かれていません。
そのため脚本で説明がない心情や役の目的を想像するには、自分で想像して埋める必要があります。
その想像力を鍛えるのに有効な方法が「小説を読むこと」です。
図書館で気になる小説を読むもよし、サッと読むならAmazon Kindleで読むもよし。
あなたに合う方法で読書と親しんでみてください。
6. ワークショップに行く
演劇ワークショップは、実際に現場で活動している人の視点を学べる場です。
私は未経験から演劇を始めたので、さまざまなワークショップに通ってきました。
- 舞台演技の基礎
- 台本読解
- 即興芝居
- ダンス
- お芝居の基礎全般
などです。
ワークショップの多くはテーマを1つに絞って行われることが多いです。
そのため今の自分が理解できる・知りたいと思っているものから通うのがおすすめです。
ワークショップ情報は、シネマプランナーズやSNSなどで探せます。
あなたがもっと鍛えたいなと思うものを見つけてどんどん参加してください。
7. 1人でもできる演技の基礎練習をする
演技のに必要な力は分解する筋トレのように継続して鍛えるからこそ磨かれる力です。
学校や養成所のレッスンだけでは演技力を磨ききれないため、レッスン以外の時間でどのくらい自主練できるかが重要です。
自主練するにもスタジオを借りるお金はないし…
お金をかけずに自主練できる方法って意外とあります。
日常にあるものを演技力を磨くための練習道具にすればOKです。
1人でできる演技力の基礎練習には次のようなものがあります。
- 日常の意識の先を分解するゲーム
- 道具を使わずにマイムで表現する
- 脚本(台本)にある事実を書き出す
- 小説を中心に本を読む
- 自分がした行動の理由・目的を考える
- 競馬実況の真似をして滑舌を鍛える
- 電車広告のコピーをひと駅の間で正確に覚える
ここに紹介しているもの以外にも、友達の力を借りれればもっとできる練習もあります。
まずは1人でもできる自主練習をコツコツ積み重ねましょう。
2. 現場経験を積む
俳優に必要な現場経験を積むためにやるべきことは次の2つです。
詳しく説明します
1. オーディションを受ける
現場に行くには
- スカウト
- オファー
- オーディション
この3つのどれかを経て現場に行くことになります。
演技未経験から現場に行くには、多くがオーディションを受ける形にあります。
オーディションは、相手と信頼関係を作れる最初のチャンスです。
その時のあなたができる最大の準備をしてオーディションに行くようにしましょう。
オーディション準備には
- 当日の課題を用意する
- 製作側の過去作品を調べる
- 会場までの経路を調べる
など意外と多くあります。
こういった準備をしっかりしておくことで、審査する側の人との信頼関係を作ることにもつながります。
またオーディションには大きく「事務所所属」「作品出演」と2つに分かれています。
怪しいものに引っかからないように気を付けてください。
オーディション情報を探すときのポイント
- 主催(企画元)が実在しているか
- 本番日や開催時期、待遇の条件が明記されているか
こういったポイントを調べるようにしましょう。
2. 現場に行く
オーディションでオファーをもらえたら、次は現場です。
日々のレッスンも大事ですが、現場を経験することで体感として現場の動き・空気感・必要なスキルを知ることができます。
演技未経験のうちは、現場に行くチャンスは貴重です。
そのため最初のうちはエキストラやサポートスタッフなど、出演者以外の関わり方でどんどん参加してみましょう。
生活費を稼ぐ・作る
俳優の下積み生活を乗り切るための生活費を稼ぐ・作るためにできることは次の3つです。
詳しく説明します
1. アルバイト
お仕事の収入がない・一人暮らしをしている、など生活費が必要な時はアルバイトも欠かせません。
アルバイトを探す時は、高時給でシフトの調整がしやすさがあることを最優先にしてください。
アルバイトはあくまで「お金を得るため」であって、あなたのやりたい仕事ではないはずです。
俳優を目指す人におすすめのアルバイトは次の5つです。
2. 節約
節約、やってますか?
アルバイトなどでお金を稼ぐことと同じくらい、節約って効果があります。
私も東京に来てから、節約の大切さをひしひしと感じています…
ですが人によって妥協できるポイント・こだわりたいポイントは違うもの。
無理なく・我慢なく節約生活をするには、自分に合う節約方法を見つけることが大切です。
すぐにできる節約は
- スマホの契約内容を見直す
- サブスクを減らす
こういったことができます。
固定費の見直しが一番楽です!
また買い物をするときは
- 本当に今すぐ必要か
- 何か代用できるものはないか
- これを購入することで得られるものは何か
- 自分の無理がない金額か
このポイントを考えたうえで、買い物をするようにしています。
ただ節約するときのポイントとして大事なのは、「食費を削りすぎないこと」。
食費は健康に直結する部分。
食費を削るポイントは以下の2つです。
- 外食やファストフードの回数を減らす
- 食べきれない食材の購入を避ける
ここが押さえられていれば、他の部分は削らなくて大丈夫です。
3. 副業(アルバイト以外の働き方をする)
アルバイトや節約を頑張っていても、確保できるお金には限界があります。
そのため場所や時間に縛られることなくお金を稼げる方法があるとお金の不安を軽くできます。
また俳優仲間の中には「アルバイトじゃなくて業務委託で仕事をしているよ~」という人もいました。
業務委託の働き方は、アルバイトに比べて経費が使えるため節税につながる場合もあります。
お金の勉強をする・環境を整える
俳優に必要なお金まわりのことは次の2つです。
詳しく説明します
1. 確定申告や税金の仕組みを学ぶ
俳優は「個人事業主」として仕事をすることが多いです。
そのため税金や確定申告の知識が必要です。
税理士への相談などもありますが、確定申告や税金に関する知識は、自分で調べるとすぐにわかることも多くあります。
駆け出しのころは使えるお金が限られています。
最低限の税金・確定申告の知識は自分で学んで、余計なお金を減らすようにしましょう。
2. 必要なお金のツールを揃える
個人事業主として仕事をする=事務作業もすべて自分でやることになります。
事務所に所属する・フリーランスとして個人で活動するによって、必要なツールは変わってきます。
事務所所属の場合は
- 収入管理(取引先への請求書発行など)
- ギャラの交渉を誰が行うか
こういったところを代わりにやってくれる場合が多いです。
事務所所属の場合は確定申告ソフトがあれば安心です!
フリーランスの場合は、自分で請求書や収入管理、確定申告まで行う必要があります。
自分の時間を少しでも夢の実現に使えるように、確定申告ソフトや請求書ツールなど、時間を効率化してくれるアイテムは最低限揃えましょう。
まとめ|演技未経験から東京で俳優を目指すなら勉強と現場経験が大事
この記事では演技未経験から東京で俳優を目指すためにやるべきことをご紹介しました。
きっと一緒に仕事をしたい憧れの俳優さんや監督・脚本家の方がいるのではないでしょうか。
少しでも早くその夢が実現できるように、今できる演技の勉強や準備を進めて、チャンスが来た時に備えましょう。
このサイトでは、演技未経験からプロの俳優を目指しているあなたに向けて夢の実現のサポートになる情報をご紹介しています。
ぜひこの記事を参考にして実践してください!
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