お芝居をはじめたばかりの頃に悩むのが…
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お芝居ってどうやって学んだらいいの?
ということ。
私は学校で学ばずに、いきなり舞台の世界に飛び込み、見よう見まねで学んできたので、しょっちゅうこの悩みと戦っていました。
≫ 演技経験なし・養成所なしで社会人から演劇に飛び込んだ私の話
ですが、自分だけで学べることって「圧倒的に少ない」です。
一緒になった、女優や俳優の人を必死に観察して何か学ぼうとしても、どうしても取りこぼしてしまうことはあります。
だから、私はさまざまなワークショップに通ったり、演技関係の書籍を読み漁りました。
先人の人たちの知識・眼を借りて、自分なりに噛み砕いていく中で、少しずつ演技の感覚も変わっていきました。
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でも、演技本ってめちゃくちゃ多い!
演劇本は多いのに、そこに仕事や家事、レッスンが入ってくると考えると、全ての本を読むことは100%無理です。
だからこそ、今回は演劇本を30冊近く読んできた私が、ジャンル別におすすめの演技本13冊ご紹介します。
舞台・映像のジャンル関係なく、すべての俳優さんにお届けしたいものばかりです。
気になる本を1冊見つけて読んでみてください!
- これからお芝居を学んでみたい人
- 学校や養成所以外でも自分で演技を学べる方法はないかと考えている人
- 演技基礎を勉強している人
- 独学や今の学校・養成所での学びに限界を感じている人
現役舞台俳優が選ぶ「演技初心者向け」おすすめ本15選
1. 演技の基礎を学ぶ:おすすめの演技入門書4選
2. 脚本の読み方、役を生きるコツ、メソッド演技を学ぶ。演技力を磨くおすすめの専門書3選
3. 日々の演技練習やオーディションに役立つおすすめ書籍5選
4. 演技の引き出しを増やす。彩りを添える技術を学ぶおすすめ書籍3選
演技の基礎を学べる!演技入門書おすすめ4選
演技基礎を学ぶうえで、いまなら知っておきたいと思う知識や、初めての現場で不安にならないために知っておきたい知識が詰まった3冊をご紹介!
演技と演出のレッスン: 演技が何からできているかを学べる入門書
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台本をもらってから、どうやって役にアプローチしたらいいの?
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お芝居をみている時に何か違和感を感じるけど、その原因がわからない。
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演技って何をするの?
など、こうした悩みがある人におすすめな1冊。
私も演劇を始めてすぐのころに買って、メモを書き込んだりと参考にしていました。
あと、きっとどこかで聞く「スタニスラフスキー・システム」のエッセンスも学べる一冊。
この本は、体の使い方を学べる「発声と身体のレッスン」と合わせて読むと、より演技に必要な知識が学べます!
“役を生きる”演技レッスン:俳優を目指すなら学ぶべきこと、鍛えるべき必要な力を教えてくれる1冊
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役を生きられる俳優になりたい!
「どんな俳優になりたい?」と聞かれると、役を生きられる人になりたい!と答える方もいるのでは?
ですが、役を生きるにはどうしたらいいのか、分かりづらいものです。
この本では、役を生きる俳優になるための、
- 自分のことを知る
- 役を生きるための演技術
- 役に生命をもたらす役作り
の3つのチャプターに分けて、分かりやすく解説。
まさに役を生きる俳優になるための全体地図がまとまった1冊です。
俳優の教科書:作品を支える映画監督、事務所、撮影スタッフの声も学べる
「俳優の教科書」は、映画24区スクールを手がける映画24区代表の三谷一夫さんが、若手の俳優に向けて書いたもの。
1つの映像作品の作られる工程、脚本の読み方、俳優に必要な力とその磨き方が、ぎゅっとまとめられています。
ちなみに私は、脚本の読み方と撮影現場の仕組みを知るために読んでいました。
演技をはじめる人のためのハンドブック:演技を学んでいる人なら押さえておきたい幅広い演技の基礎知識がまとまった1冊
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演技を学んでいる人たちのための1冊です!
演技の練習方法や脚本の読みとき方、キャラクターの理解方法など、必要な基礎知識を分かりやすく解説。
また俳優業に必要なオーディションへの向き合い方など、プロを目指す上で知っておきたい知識も詰まっています。
脚本の読み方、役を生きるコツ、メソッド演技を学ぶ。演技力を磨くおすすめの専門書3選
ここでは専門的なメソッド演技やカメラ前での演技、脚本の成り立ちなど、より専門的な知識を学べる書籍をご紹介します!
イヴァナ・チャバックの演技術:アメリカ式の俳優力を知るならこの1冊
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アメリカ式の演技論を学ぶならと買った1冊。世界広がるかも
スタニスラフスキー・システムが元になった、イヴァナ・チャバックのメソッド。
この本では、感情を掘り下げ、真実の演技を引き出すための12のステップが詰まっています。
自分自身の内面と向き合い、より深い演技を目指す俳優にとって、非常に役立つ内容となっています。
俳優の演技術:映画監督が教える「現場に向かう前の準備」の話
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現場とかに向かう前にどんな準備をしたらいいのかわからない…!
ここで悩んでいた時に買った本がこれでした。意外と教えてくれない「現場に向かう前の準備」の話。
まず脚本とは?→役にアプローチする方法→場面ごとに役をとらえる方法→セリフや動作を考える→実際の演技といった流れで構成されています。
そのため、台本をもらってから実際の現場に向かうまでに考えておくこと・想像しておくことや、考える力・想像する力を鍛えるための日々できるトレーニング方法がまとまっているので、めちゃくちゃありがたい…!
シナリオ・センター式 物語のつくり方:脚本(台本)の作り方、物語の作り方を学ぶならこの1冊から
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「シナリオ・センター式 物語のつくり方」は、脚本を作る上で必要なポイントがギュッと詰まった1冊。
- 物語とは?
- 物語の設定の作り方
- キャラクターの作り方
- 物語の構成
- シーンごとの作り方
など、脚本の書き方を基礎から学ぶことができます。
俳優は作品がなければ、演じることができません。
自分で脚本を書ける力を身につけておけば、自分で表現の場を作ることもできる上、より俳優として脚本を読み解く時の解像度をあげることができます。
日々の演技練習やオーディションに役立つおすすめ書籍4選
演技って、本当に人の数だけアプローチ方法があるといってもおかしくありません。
でもお芝居を始めたばかりの頃は、何があるのかわからないことがほとんど。また、「どんな表現ができるのか」を知ってもらうオーディション時、意識しておきたいことも先に本で知っておくと、本番で実力を出しやすくなります。
魂の演技レッスン22:スタニスラフスキーから直接学んだ女優が編み出した演技力を鍛える22の方法とは?
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印象に残る演技ってどう生まれるんだろう?
こんな悩みを持っていた時に買った1冊。
アメリカの女優、ステラ・アドラーが教えていた内容をまとめたものです。
めちゃくちゃパワフルなアドラーさん。
元は英語なのですが、和訳されていても、なお伝わるエネルギッシュさは本当にすごい。
賛否いろんな意見がある1冊ですが、俳優を目指すなら持ち合わせておくべき意識や、日々できるトレーニングであったり、俳優としての体の作り方などなど、学びになることはたくさんあります。
演技をするためには、外の世界に目を向けなくてはならない。私はレッスン中、これから何度もそう言います。でも、その前に、まず自分自身に目を向けて姿勢を正して下さい。
(中略)
演劇を学ぶなら、やるべきことに集中しなさい。
「魂の演技レッスン22」より引用
一番はじめの章にあった文章なのですが、一気に背筋が伸びました。
ザオーディション:オーディションに勝つための秘訣
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オーディション、うまくいかない…
オーディションは、「あなたはどんな俳優なのか」を相手に伝える場。
この本では、オーディションに臨む際の心構えや準備の方法、審査員を魅了する演技のコツなどが紹介されています。
実際のオーディションで成功するための具体的なアドバイスが満載で、オーディションに向けて準備を進める俳優にとって、大きな助けになるはず…!
まんが版 緊張をとる 人前編:人前で緊張するならまずはこれ読んで
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本番とかオーディションでめちゃくちゃ緊張してしまう
「緊張しちゃダメ」って言い聞かせるのは逆効果。
しかも、緊張している心を“直接”操作できない。
じゃ、緊張を取るには?なんで緊張しちゃうの?などをわかりやすく解説!
緊張しちゃいそうな時は、全力で変顔をしたり、と、ちょっとだけ勇気が必要な、でも緊張とうまく付き合うためのエクササイズが詰まった1冊です。
NEED 本当のあなたをさがす旅:人の心の仕組みを学ぶならこれ!
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なんか人の心って複雑すぎない?
この本は「自分では気づけていない、でも心の奥底に眠っている“やりたいこと”を見つける」本です。
ですが、自分を理解するとともに、台本に書かれている他の人を理解する時にも役立つポイントがたくさん詰まっています。
俳優の体=人を演じる楽器と考えると、その楽器には癖があるのか、どうやったら表現する時に生かすことができるのか。
俳優が持っておきたい「人の心の取扱説明書」としておすすめの1冊です。
すべての道は役者に通ず:日本の名俳優たち23人はどのように俳優になったのかを知れるインタビュー本
橋爪功さんや、江守徹さん、笑福亭鶴瓶さん、佐藤浩一さんに、中井貴一さんなど、名俳優23名のインタビューが一気に読める1冊。
個性派揃いな彼らがどのように俳優の道を選び、何十年もキャリアを重ねる中で、それぞれが大事にしている「演技話」を知ることができます。
演技の引き出しを増やす。彩りを添える技術を学ぶおすすめ書籍3選
演技力を高めるためには、演技に関する知識や技術だけでなく、外見や表現力にも気を配る必要があります。
ここでは、演技力アップのための補助教材としておすすめの書籍を紹介します!
世界一シンプルなナチュラルメイクの教科書:舞台やカメラの前での自己表現を学ぶ
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メイクとかめちゃくちゃ苦手…というあなたにぜひ!
メイクをするにはするのですが、自分の顔を生かすメイクの方法を知らない私…。舞台とか自分でメイクをすることがほとんど。
なので、なんとか自分でメイクを学べる方法はないか…と思い、手に取ったのがこちら。
本当に、本当に!買ってよかったです。メイクが苦手な方はぜひ手に取ってみてください。
俳優創作者のための動作表現類語辞典:演技の動きの引き出しを増やしたい…ならこの本がお勧めです
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演技の引き出しが少なすぎる
自分の演技の引き出しの数って、多いほど選べる表現が増えるので、めちゃくちゃ強いです。
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でも、その引き出しってどうやって増やすの…?
読書や映画を見る以外にも、こういった操作表現を表す言葉を知っているだけで、演技をする時にも幅が広がります。
この本には、1763に及ぶ、さまざまな動作や表情をまとめられています。
言葉で説明されているため、体の感覚としてすぐに吸収するのは難しいですが、少しずつ向き合うことで、自分の中の「お芝居の動き」の引き出しを増やすことができます。
感情類語辞典:「感情」の言葉を増やしてみて
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この感情って、なんていうんだろう
台本読んでたり、現場で作品作りをしていると出てくる「感情」のこと。ですが、たまにどの感情に当てはまるか言い表せない、なんてことありません?(わたしは時々あります)。
この本は、さまざまな感情の言葉を知れる他、それぞれの細かな違いや表現方法も紹介。
この辞典を使って感情表現の練習のお供に持っておきたい1冊です。
自分でも演技の本を探すには?自分に合う本の見つけ方
自分でも演技の書籍を探すのであれば、「まず何を知りたいのか」を明確にした上で探すのが大切です。
例:
- 映像演技をもっと深く知りたい → 映画やテレビドラマの演技に特化した本
- 舞台演技に興味がある → 舞台表現に焦点を当てた本
このように知りたいジャンル・技術に関する本を探すのがおすすめ。
また、憧れの俳優がいるなら、その人のインタビューをとにかく読んでください。
たまにその人が読んだ演技関係の書籍が紹介されていることもあります。
【誰も教えてくれない】本を安く読むコツ3つ
1冊数千円もする書籍代。できれば、安く抑えたいですよね。
ここでは少しでも本題を安くするためのコツを2つご紹介します。
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「図書館を使う」のは王道なので今回は省きます
1. 経費にする
実は書籍代って経費にできること、知っていますか?
お芝居を学ぶための書籍代は、芸能活動(=事業)をする上で技術を磨き演技に繋げるため(=収益を得るため)に必要なお金だと言えます。
本屋さんで支払うお金としては変わりませんが、確定申告後に支払う税金を減らすことができます。
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2. Amazon Kindleを使う
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支払うお金と本屋に行く時間を抑えるなら、「Amazon Kindle」は本当におすすめ!
書籍によっては、試し読みができるため、目次をみることで知りたい内容があるか確認することができます。
また、電子書籍の読み放題プラン「Kindle Unlimited(読み放題)」を使えば、今回紹介しきれなかった演技に関する本も数多く、読むことができ、より知識を深めることもできます。
月額・税込980円(2024年3月現在)は、新品の紙書籍を買うよりもはるかに安い…笑
この機会にぜひ試してみてください。
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まとめ|演技本おすすめガイド
今回は演技基礎から、それぞれにジャンルに特化した書籍まで様々な演技本をご紹介しました。
現役舞台俳優が選ぶ「演技初心者向け」おすすめ本15選
1. 演技の基礎を学ぶ:おすすめの演技入門書4選
2. 脚本の読み方、役を生きるコツ、メソッド演技を学ぶ。演技力を磨くおすすめの専門書3選
3. 日々の演技練習やオーディションに役立つおすすめ書籍5選
4. 演技の引き出しを増やす。彩りを添える技術を学ぶおすすめ書籍3選
少しでもこの記事がお役に立っていれば幸いです!
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