「俳優になりたい!」こう思っていても、いろんな方法・手段がありますよね。
ネットでいろんな人の体験談をさがしてみても、大学や養成所、専門学校でお芝居を学んでいる人が多く、いきなり現場から入った人の体験談はあまりないかと思います。
ちなみに私は、完全未経験・養成所なしから、演劇の世界に飛び込みました…笑
というわけで、私の経験をベースに、未経験・養成所なしで、俳優の夢に近づいていく方法をお伝えします。
まずは“実績”が必要
俳優を目指す上で欠かせない「実績」。
優れた見た目を持っていれば、スカウトから芸能界入りをすることもできます。
しかし、そうでないなら、実績を積み上げていく必要があります。
例えば、就職する時って、
- 大学で何を学んできたのか
- 自己PR(これまでの経験・出来事から、自分がどんな人なのかを伝える)
- これまでの仕事上での経験
などなど、切り口の違いはあれど、何かしらの”実績”をもとに、選考を受けていきますよね。
俳優を目指すうえでも同じことが言えます。
俳優の実績って何がある?
俳優としての実績としては、次のようなものが挙げられます。
- これまでの芸歴、出演歴、受賞歴
- 特技
- 趣味
- 自己PR(表現につながる内容)
などなど
趣味や特技は、成長する中で何かあると思いますが、
芸歴や出演歴は、実際に本番を踏まないと積み上げることができません。
また、未経験・養成所なしから、俳優を目指すとなると、こうしたお芝居関係の人とのつながりもほぼゼロに近いと思います。
そのため、芸歴・出演歴を作りあげる最初の時期はなかなか積み上げるのが難しいかもしれません。
芸歴・出演歴の違いは?
- 芸歴は今まで受けてきたレッスン歴なども含みます。
- 出演歴は、映像作品や舞台作品などに出演してきた歴のことを指します。
どうやって出演歴を積む?
ここからは「出演歴」の積み上げ方に絞って、お届けしていきます。
出演歴を積み上げていくプロセスの、大まかな流れとしては次のような形です。
- ジャンルを決める
- オーディションorワークショップを受けていく
- 作品に出演する
1.挑戦するジャンルを決める(2つ以上でもOK)
お芝居といっても、舞台、ドラマ、映画など、いろんな種類があります。どのジャンルでチャレンジするのか決めましょう。
どうやって選んだらいいの?
こう思うのであれば、まずは両方やってみたらいいと思います。どうやって両方やるのか、については次に説明しますね。(ちなみに私は好きな俳優が舞台演劇の出身だったことから、舞台を選びました…笑)
2.オーディションorワークショップを受けていく
チャレンジするジャンルが決まったら、次は情報サイトで情報を集め、応募していきます。
お芝居をこれから始めるのであれば、未経験OKなものに挑戦するのがおすすめです。
最近はいろんな人が、ネットでキャスト募集の情報を出しています。
自分で安心できるなと感じたところに応募していきましょう。
私の最初の第一歩はこんな感じ
私は、未経験OKのワークショップ形式の演劇公演に応募しました。
参加費が3万円、稽古期間は約1ヶ月(週に3〜4日、平日は夕方から夜の時間、土日は昼から夜まで)+2回の本番というもの。
養成所にいった場合は、10万円以上かかること、まだ本気で演劇をしたいかどうか、自分が好きになれるかどうか未知数だったこともあって、3万円の参加費でまずは1ヶ月の時間をかけてみるのは価値があると判断しました。(3万円ならすぐに稼げるし、1ヶ月の時間をかけるとしても、損にはならない→リスクにはならないなと判断)
未経験・人脈なしから始めた私の感じる「安心の条件」はこれ
結論、調べられる範囲でその人や団体について調べてみて、安心できるかどうか。です。
私の具体的な調べる項目は次の三つ。ぜひ参考にしてみてください。
- XやInstagramにアカウントを見て信用できるか
- WEBサイトは更新されているか
- 住所などが記載されているのであれば、実際にGoogleマップで調べてみる
芸能界は、言葉巧みに騙す人も大勢います。自分の身を守るには、こうして調べるなど、自分の身を守るための行動も重要です。
3.作品に出演する
オーディションや、ワークショップに参加して、出演する作品が決まったら、全力で頑張りましょう!
ここでわたしがお伝えできることはありません…笑 最初は何もできないのが当たり前。だからこそ、全力で今のあなたができることをぶつけてください。一つコツがあるとするなら、「うまくやろう」としない・思わないことです。
こんな人は専門学校で学んだ方がいいかも
未経験から、こんな行動するとか無理…
こう思う人もいるかもしれません。確かに自分で調べて飛び込んでいくことはかなりの勇気が入ります。
そんな時は専門学校に通う方法もおすすめです。最近では、会社で仕事をしながら夜の時間を学べるようなカリキュラムを持つ学校も出ています。
>> 総合学園ヒューマンアカデミー(夜間コース)をまずはのぞいてみる
夢を追いかけるためにいきなり会社を辞める必要はありません。夢を追うことはリスクがあります。絶対に成功すると確約なんてありません。
だからこそ、夜間コースの選択もありだと思います。少しでも可能性を感じたり、金銭的になんとかなるくらいにはなったとか。そうなったら本格的に目指す方向にシフトすることもできます。
調べることが選択肢を増やして、可能性を広げることにつながります。
フリーで活動するのにどうやって情報を探す?
未経験・人脈なしの状態で、事務所に入らず活動する場合は、自分でオーディションやワークショップの情報を集める必要があります。ネットにはいろんな情報サイトがありますが、代表的かつ私がよくお世話になっている情報サイトを3つご紹介します。
一般公募されているオーディション情報サイト3選
シネマプランナーズ
自主制作映画や短編映画のキャスト募集に強いサイト。個人から団体(劇団・事務所など)幅広い人たちからの情報が掲載されています。ただし養成所ビジネスにつながる募集もあるので、よく調べた上で応募するのがおすすめ。(未経験からAmazon primeに配信予定の作品に出演できます!などは怪しい可能性があるので、要注意です…!)
CoRich舞台芸術!掲示板
CoRichは小劇場(100人以下の劇場で行われる演劇公演)でよく使われるチケット販売システムということもあって、演劇公演のキャスト募集が豊富です。
オーディションプラス
舞台演劇やミュージカルなど、キャスト募集に強いサイトです。シネマプランナーズと違って、団体からのキャスト募集が多いのが特徴です。
公開オーディションにエントリーするときの注意
養成所ビジネスにつながるものもある
「養成所ビジネス」は、高額なレッスン契約や商品購入に誘導されて大金を支払わされること。誰もが受かるオーディションや、養成所に合格したと行ったり、出演のために多額のお金を払わなければいけなかったりと、モデル活動の約束を名目に高額商品を買わされた、高額なレッスン料を支払ってしまった、といった事例もあります。
フリーで応募する=最初のやり取りがあなたの第一印象に
事務所に所属せず、自分の力で活動していくことは、あなたのやり取りの一つひとつがイメージにつながっていくことも忘れないでください。
俳優を目指すにしても、諦めて会社に就職するとしても、こうした人とやり取りをするマナーは知っておいて損はありません。最近ではこうしたマナーを学べる書籍も登場しています。1冊手元にあるだけで、いざという時調べることもできます。
まとめ|未経験・人脈なし・養成所なしでも、俳優を目指すことはできる。まずは調べる&最低限のマナーから
今回は未経験・人脈なし+養成所なしの私が、どうやって俳優を目指したのか。その第一歩をご紹介しました。
- 演劇・映画・ドラマなど、自分がチャレンジしたいお芝居のジャンルを決める
- オーディション情報サイトで、未経験OK+自分がチャレンジしたいジャンルの公演・作品のキャスト情報を探す
- 作品出演が決まったら、まずは全力でやる
この記事が少しでも役に立ったら嬉しいです!
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