日本のお隣・韓国。最近ではK-POPや韓国ドラマ・映画で大きな盛り上がりを見せていますね。
遊びに行きたいなと考えている人もたくさんいるのではないでしょうか。
私もそんな1人。中でも韓国のドラマや映画が大好きです。
実は韓国のドラマや映画に出演する俳優の中には、ミュージカル・演劇など舞台出身の方も多いことを知っていますか?
韓国演劇を見にいきたーい!
初めての女一人旅として、韓国・ソウルにある演劇の街・大学路に行ってきたレポートをお届けします。
こんな方におすすめ!
- 韓国の大学路で演劇を見てみたい
- 初めての韓国旅行どんな感じか気になる
- 韓国の演劇事情が気になる
- 初めて韓国への女子1人旅ってどんな感じ?
いざ韓国・ソウルへ
今回は成田空港から仁川国際空港まで2時間ちょっとで入国。そこから空港鉄道(AREX)に乗ってソウル市内に向かいました。
空港で切符代わりの交通ICカード(T-money)を買えることはチェックしてたものの、肝心の購入場所を確認し忘れていました。
たくさんの旅行者+広すぎる空港内に圧倒されて、完全に迷子状態に。オロオロしながらe-SIMをセットして、1人でかい荷物を抱えながら、スマホで調べまくり…。
なんとか人が並んでた券売機を見つけ、目的地の名前に似た駅の名前を押して購入することができました。
当たり前ですが、事前の徹底リサーチ必要ですね。
空港の駅に着くと早速、トッケビの死神(サジャ)役で有名なイ・ドンウクさんの広告を見つけました。
このときに買った「Single Journey Ticket」。(結局T-moneyカードは諦めた)
なにやら韓国語で説明らしきものが書かれてた…のですが。
何やらさっーぱりわからず。
到着早々お世話になりました… 翻訳アプリ・PAPAGO…。
私がわけもわからず買ったSingle Journey Ticketにはこんなことが書かれていました。
要は、返却が必要な切符だよ〜ってことです。
そんなこんなでバタバタした到着劇でした。
さっそく韓国文化に遭遇
ソウル市内に向かう空港鉄道は約1時間ほどの移動。
家を出発したのは朝の6時だったこともあり、移動の疲れもあったので何気なく近くの席に座ったら、韓国人の方に怪訝そうに見られました。
私「?」
座席付近を見回すと、どうやら優先座席だった模様。韓国は年長者を敬う文化があるため、どんなに席が埋まっていても、優先座席は誰も座らないことが多くありました。次の駅についたら、そーっと席を立ちました。
韓国の地下市場ではじめてのおつかい(?)
到着後ソウル市内を散策してみると、駅のある地下で市場を発見。
大阪に長年住んでいた私、梅田の地下の駅ビルを思い出して懐かしさを感じました。
ずんずん歩いて行くと、安く服を売っているお店を発見。ちゃっかり10,000ウォン(日本円で約1,000円)の服を購入しました。
いざ韓国の演劇の街・大学路へ
ここから旅のメイン、大学路の最寄り駅・恵化駅(ヘファ駅)に到着。
大学路ってそもそも何?
大学路はソウル特別市鐘路区にある文化芸術の街。
もともとソウル大学のキャンパスがあったことから、「大学路」の地名がつきました。
元は文理のキャンパスもありましたが、今では医学部のキャンパスのみになっています。
大学路の劇場は100近く!東京・下北沢の劇場の10倍以上
韓国の大学路は、東京の下北沢。ですが、下北沢の劇場数は10件ほどに対して、大学路といえば…
多すぎない????
ざっと数えて100以上。すごすぎるやろ、大学路。
しかも日本の小劇場は、1つの劇場に1シアター(ホール?)に対して、大学路の劇場は2〜3シアターくらいありました。
1つの劇場で大体2つやってるとして、単純に100以上の公演が行われている…ってことか!?
恵化駅(ヘファ駅)近くの掲示板には、公演のチラシがずらり。劇場数を考えると、なっとくの数です。
駅に着くと、大学路ならではの「広告文化」を見つけました
大学路にきて最初にびっくりしたのがこれ。
「ミュージカル俳優さんのセンイル(誕生日)広告が出てた」こと。
広告枠を買ってお祝いする文化は、韓国発祥なのでしょうか。(私も過去にグローバルファンのプレゼントキャンペーンに参加したことがあります笑)
それにしても、愛が強火すぎる。
【韓国・大学路】演劇の公演チケット当日券の購入方法
今回、私は何が上演されてるかわからなかったため、当日券で購入しました。
その時の流れはこんな感じです。
チケット購入〜観劇までの流れ
大学路の劇場での上演情報はここでリサーチできます。
しかも当日券は60%OFFで安くみられることも。要チェックスポットです。
韓国・大学路|当日券を買うなら、まずはここへ。
最寄駅の恵化駅(ヘファ駅)2番出口の近くにあるチケットボックスへ。
Daehangno Good Performance Information Center(大学路チケットセンター)
開館:毎週火曜〜日曜日/午前10:00~午後8:00まで(月曜日は休館日)
ここのチケットボックスは、大学路で上演されている公演フライヤー(チラシ)が集結+チケットも購入できる場所でした。
フライヤーラックには、ずらっと公演中〜今後の予定されているものまで、その数およそ50公演分も…!すごすぎる…。
めちゃお得に買える当日券。私はこうやって購入しました!
チケットボックスに行って、どんな公演があるのかはわかったものの。
私「どうやってチケット買えばええの?」
ネットで事前に調べても、当日券の購入方法がさっぱりわからなかったのです(ちなみに英語と日本語だったので、韓国語できるならすぐにわかるかも)。
スタッフさんに「ここはじめて。わたしplay(演劇)見たい。でもチケット、買う、わからない」と辿々しすぎる英語でスタッフさんに質問しました(いや、せっかく翻訳アプリあるんやから使えよ)。
でも優しいスタッフさん、めちゃくちゃ丁寧に教えてくれました。大感謝。
教えてもらった内容は…
- チケットボックスで購入できるチケットと、ネットでしか買えないチケットがある
- チケットボックスにあるタッチパネルでディスカウントチケット(割引価格のチケット)の情報も見れるから、そこから選べる
とのこと。
ちなみに割引価格のチケット情報はセンター内にあるパネルで確認できました。
翻訳アプリのPapagoを駆使して、観たい公演を選び、カウンターへ。
スタッフさん「これ、チケット一枚クダサイ」と伝え、無事購入することができました。
ちなみに私が今回買ったチケット。元の金額は50,000ウォン(日本円でだいたい5,000円)のところ、
17,900ウォン。
流石にびっくりしてスタッフさんにも聞き直しました。笑
それでもこの金額だったので、お支払いを済ませ、最後に韓ドラ見て覚えた「정말 감사합니다~~~!!(本当にありがとうございます)」を伝えて、チケットボックスをでました。
無事チケットチャレンジ終了。
ついでに方向音痴野郎なので、劇場までの道のりを実際に歩いて確認し、チケットの交換時間までスタバでのんびりすることに。
Never Mapで近くのスタバを探して、挙動不審になりながら、ドリンクを注文して着席。時間になるのを待ちました。
余談ですが、韓国はお店の入れ替わりが激早のため、Google Mapでは更新が追いつかないとのこと。
劇場スタッフさんと私、オロオロしながら座席指定
なんだかんだしてたらチケットの交換時間に。
私が今回行った劇場は、自由席ではなく、チケットボックスで先に座席を指定する形式でした。
ちなみに、チケット交換の時に行く「チケットボックス」は、チケット購入時と違い、劇場の1階部分にある受付のこと。そこで購入したチケットを渡して、座席指定ができました。
最初は全然わからなかったものの、行ってみるとすでに人だかりができていたので、わかりやすかったです。
チケットを握り締め、いよいよ私の番。
劇場スタッフさん「$%*<@¥&?(ガッツリ韓国語)」
私「・・・・????」
劇場スタッフさん「・・・??」
和訳の字幕もない、しかも韓国の小劇場の、公演を見に来るのは、韓国の人しか(ほぼ)いないはず。劇場スタッフさんは何一つおかしくないです。
とりあえずここは英語だ!と思い(だからなぜ翻訳アプリを使わない)、「えいごハナセマスカ?」と聞くと、「어…(めっちゃ可愛い困り顔)」に。
座席シートが見えたので、ほぼボディランゲージとアイコンタクトと英単語でチケットの座席選択も乗り越えました。
ここでも、忘れずに韓ドラ見て覚えた정말 감사합니다~と伝えました。本当に優しい人に恵まれています。大感謝。
いよいよ観劇!
今回私が選んだのは「뷰티풀 라이푸(ビューティフルライフ)」。
家族もの×コメディで、韓国の家族文化やコメディを知れたらと思い選びました。
物語としては、2人の老夫婦の出会いから離別を描いた、ヒューマンドラマ&コメディ。(字幕は一切なしです。100%韓国語。)
結論、韓国語わからんけど、楽しめた。笑
言葉はわからないので、細かい表現は取りこぼしてるのですが、役者さんの表現や仕草などから、だいたいこんなこと話してるのかな?とか、そんなところは想像できたので、結構楽しく見れた気がします。
どこかで聞いた「演技でも、言葉はわからなくても、感情はわかる」ってこういうことか!とある意味大発見。演劇でも海外の人とも繋がれるかも、とある意味可能性を感じた体験にもなりました。
この舞台は2人芝居なのですが、作中4役(青年期・老齢期も入れると6役)を違和感なく演じられていました。
ちなみに私が2人芝居だと気づいたのは、カーテンコールの時。キャストが2人しか出てこず「あっれぇ?」とびっくり。
日本と韓国の演劇の違い:めちゃ近い距離感
あと思ったよりもお客さんとの距離が近かった!
劇中2人で公園デートする時に記念写真を撮るシーン。
1列目のお客さんにスマホ渡してポシャリと1枚撮ってもらったかと思えば、物語に戻ったあと、「なぜ撮れてるのか不思議ねぇ」って、話してたり。
幕間でキャストが「あ、そこ(1列目)のお兄さん、ちょっとでてきて!」って言ったかと思うと、折りたたみテーブルを運んでセッティングしてもらってたり。
そのあと「座って座って!お兄さんどこからきたの?」「◯◯(ソウル郊外の地名。聞き取れませんでした…ッ)から」「え、◯◯?!めっちゃ遠いね、誰ときたの?」とかプチインタビューコーナーあったり、「ソジュ(韓国の焼酎)飲もう」といきなり酒盛りしてたり(どうやら中身は水だった様子。そりゃそうか。)、めちゃくちゃ自由。
2016年からロングラン公演してるようなので、どんどん進化してるんだろうなぁ…。
そんな感じで、日本にはない距離感の近さとチケットのシステムにカルチャーショックを受けました。
【御礼】内海隆雄さんのnoteでこの記事を紹介いただきました!
内海隆雄さんのnote「韓国へ観劇旅行に行ってきたので、小劇場を観てきた感想を書いておくよ」で、大学路での観劇参考サイトとして紹介いただきました!
本当にありがとうございます!
まとめ|韓国・小劇場の旅「韓国語わからなくても楽しい!」
- 韓国行くなら、翻訳アプリPapagoは必須!写真を撮れば日本語に訳してくれます
- 韓国・大学路は、韓国小劇場の街。劇場の数は小さな街に100以上!毎日どこかで公演をやってる演劇好きにはたまらない街。
- 韓国の小劇場は当日券は(日本の映画1本分くらい)安くなる!
- 推しの俳優の誕生日にはセンイル広告。最寄駅でも見かけることができるかも。
というわけで、韓国に行く機会があれば、ぜひ!!立ち寄ってみてください。
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