「夢があるんだけど」と親に相談することって、かなり勇気がいることですよね。
ですが、勇気を持って切り出したことなのに、親に猛反対されたこと、ありませんか?
演劇活動をしている私も何度もあります
やりたいことなのに、なんでこんなに反対するのだろう。全然私の気持ちなんか理解してない。などなど、モヤモヤを抱えている人もいるかも知れません。
今回は親の反対を応援に変えるためにできること・やるべきことをお届けします。
夢に反対する親の理由って何?
親が夢に反対するのは、「心配だから」。親が経験しているのは、親自身の人生だけです。
そのため、お母さんやお父さんにとって経験のない話は、判断がつけられない(=心配な要素になっている)ことのはずです。
…と同時に、反対されているということは、納得できる材料がないから、とも言えます。
理由①:あなたが「いいところしか見えていない」と感じているから
夢を追いかけることには、必ずリスクもあります。失敗したり損をしたりする危険があるということ。
何かの憧れを持っている時は、華やかな場面やかっこいいと感じる場面ばかりに目がいってしまい、その裏でどんなことが行われているのかまで、目をむけられていないこともあります。
今、あなたがやりたいと思っている夢。その裏で、どんな努力が必要だったり、どんなことが行われているのか、その現実も見て聞いて調べた上で、相談できていますか?
理由②:収入や業界などに不安を感じているから
働き方が変わりつつある今ですが、世間的に安定した働き方は会社員だと感じる人がまだまだ多いです。
特に芸能関係は、優れた才能があったり、スカウトされない限り、最初はアルバイトで生活費を稼いだりと、とにかく不安定。
もし失敗した時どんな選択肢が取れるのかが見えづらく、会社員以上に不安要素があると言えます。
理由③:夢物語だと感じているから
理由だけ書くと、きつく感じるかも知れませんが…
人の心理として、自分が経験したことのない話は、現実味が感じられないために、どこか自分には関係のない夢物語と感じる人もいます。
多くの人の考える安定した道と言えば、高校・大学卒業→会社員として就職すること、だと思います。
そのため、今の現実から夢の実現までに必要なステップを明確にして、現実感を持って考えるのがベストだと言えます。
「親の反対の壁」を乗り越えてきた人もいる【私の体験談】
この「親の反対の壁」、今最前線で活躍する有名人など、いろんな人も乗り越えてきた壁だったりします。
ちなみに私も高校3年の時に、親から反対されたことがありました。
その時の夢は声優。地元の大学に進学することは決まっていました。猛反対された時は、正直むかつきました。でも、本気でその夢を叶えたいのか考えるチャンスだと思い直し。
本当にこの夢追いかけたい?説得するために考えた5つのこと
親を納得させるために考えたのが、以下の5つでした。
- 大学を中退してまでその夢を追いかけたいか
- その業界について詳しく知っているのか
- 自分が安定を捨ててまでやりたいと思えるかどうか
- 親の支援を受けてまでその夢を叶えたいと思うのか
- 将来どう生きていきたいか(実家で生きていきたいか、自立していきたいか)
その後、自分で説明会に行ったり、資料請求をしたり、ネットで業界について調べるなど、自分の金銭的なリスクがない範囲で調べ尽くしたり、家や自分の金銭面のことなども踏まえて出したのが「演劇で俳優の夢を追いかける。その代わり地元の大学で卒業+就職しながら演劇で実績を積んだ上で東京にいく」でした。
(声優の夢は、当時の私が調べた中でちょっと違うなと感じたこともあり、俳優に路線変更しました笑)
「親に金銭面を頼らない」選択をした私の行動って?
- 夢を追いかける=不安定なことではあるので、少しでもプラスになる武器を持てるなら持ちたい(私の場合は学士)
- 夢を追いかける上で必要なお金は、自分で全額払う
- その上で実績を作って、東京で一人暮らしをする
言葉で説得できる相手ではなかったので、こっちが時間をかけて相手を根負けさせられるくらいの姿勢を見せるしかないと思い、実際にやった上で、上京しました。(今思えば他にも手段はありましたが…笑)
あと私自身、保守的な部分もあるので、保険(貯金)を作った上でなんとかしたいという思いもあったのが大きいです。
最終的には、大学4年間で返済不要の奨学金を取れたこと、その後は会社員3年半をしながら演劇をやったこと(20作品くらい?出ました)で、自然と応援してもらえるようになりました。
親の反対を応援に変えるには?できる行動3つ
どうしたら応援してもらえる?
今夢を反対されていても、やはり応援してもらえた方が気持ちも楽ですよね。
応援を得るための行動を3つご紹介します。
行動①:今からできる行動をして、本気度を示す
今からできることは意外とあります。
- 実現までのロードマップを書いてみる
- 専門学校の資料を取り寄せてみる
- 無料の説明会にいく
- 自分でできる練習をする
- アルバイトでお金を貯める
本気で目指したいのであれば、まずはその業界を知ること、最前線で活躍している人がどんな経路を辿ってきたのかを調べる、専門学校など学ぶ方法を自分で調べる、などです。
いきなり上京するとなると、大きなお金が必要です。でも、こうした小さなところからでも親に「現実を見て、考えてる」と行動で示すことができます。
総合学園ヒューマンアカデミー など、無料で資料請求できる専門学校もたくさんあります。
もし迷っているのであれば、まずは資料請求だけでもしてみてください。
行動②:時間をかけて説得する・話し合う
1度相談して反対されてのであれば、少し時間を置いてから、相談するのも一つです。説得するには、一度の会話では難しいことが多いです。
諦めずにコミュニケーションを取り、自分の想いやどんなふうに夢をかなえるのかの計画を伝えましょう。
この時、ただ自分の思いを伝えるだけでなく、調べたことや不安だと感じる部分に対する対策も合わせてしっかり伝えるのが大切です。
行動③:一旦親の条件を飲んだ上で、その範囲でできる行動をする
これは私がとった選択に近いものですが!
親の条件を一旦受け入れつつ(就職して欲しいなら就職する、受験なら受験して合格する)、その範囲内や、その条件を達成した後にできる行動をやるのも一つの方法です。
もし就職するのであれば、就職Shop など就職エージェントのサポートを活用して、働き方を相談しながら就職活動をするのがおすすめです。
この選択肢のメリットとしては、本気度がより伝わりやすいこと。その一方で、達成までに時間がかかってしまう部分もあります。
まとめ|「親の反対」は、夢を追うなら越えるべき最初の壁かも
親に夢を反対される理由の多くは、「不安だから」です。
反対を応援に変えるには、その不安な部分を信頼できる形にするのが大切。
なぜ反対されているのか、自分なりに考えたうえで、それでも説得したいのであれば、説明会に行ってみたり、資料請求してみたりと、今から自分ができる行動も見えてくるはず。
また学生時代ではないのに、夢を反対されるのであれば、自分のお金で思い切ってチャレンジするのも一つだと思います。
この記事が少しでも役に立てば幸いです。
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