東京で夢を追いかけたい。でも、物価が高いって聞くし、一人暮らしができるか不安…
いろんな人が集まる東京。中には、俳優(女優、役者)や芸人、ミュージシャンなど憧れの夢を叶えるために引っ越してくる人も多くいます。そんな人たちが集まるキラキラした街・東京。
ですが、その現実は…
家賃を払うだけで精一杯
毎月収入が不安定で不安ばかりがつのる
など、お金の不安から、アルバイトの時間だけが増えてしまい、夢の実現に時間がかかる人もいるのが現実です。
本記事では収入が不安定なフリーターでもお金の不安なく一人暮らしするためのコツします。
- 夢を追いかけるために上京を考えている人
- フリーターをしながら一人暮らしを考えている人
- 仕事は決まっていないけど、東京に住みたい人
そもそもフリーターで一人暮らしってできるの?|結論はできる。でも…
結論から言えば「できます」。ですが、不安なくできるかは、人によって大きく変わります。
- まとまった貯金はあるのか
- 家賃の安い物件に住むことができるのか
- 金銭感覚はあるのかどうか
- 節約の工夫はできるのかどうか
人の育ってきた環境によって、許せるもの・許せないもの・こだわりなどは大きく違います。
こうした“条件”を妥協したりすることが、フリーターでも不安なく一人暮らしできるポイントになります。
フリーターで一人暮らしがきつい理由
ネットで「フリーター 一人暮らし」と調べると、関連ワードに「きつい」「やめておけ」というワードが上がります。私もフリーターをしながらの一人暮らしの経験がありますが、なぜきついと言われるのでしょうか。
そもそもフリーターの一人暮らしがきついのは
- 収入が不安定&一人暮らしをするには少ない
- 国民健康保険や年金を自分で支払うと、手元に残るお金が少ない
- 社会的信用が低いため、入居審査が通りづらい
こうした理由が挙げられます。これらの理由を解消・小さくすることができれば、フリーターでも一人暮らしはしやすくなります。
- 収入が不安定&一人暮らしをするには少ない
→節約をする、時給を上げる、副業をする(厳しければ就職も視野に) - 国民健康保険や年金を自分で支払うと、手元に残るお金が少ない
→アルバイト先で社会保険に加入する - 社会的信用が低いため、入居審査が通りづらい
→シェアハウスなど、入居審査が通りやすい手段も検討する
お金持ちであれば、フリーターでも生活はできますが!そうではない人がほとんどのはず。だからこそ、最初から理想を目指さず、妥協できるところを探すのが大切です。
参考:私の場合はこうやってフリーターひとり暮らしの不安を減らしました
じゃあ、どうやって不安を減らしたらいいの?!となる方もいるのではないでしょうか。私の場合はこのように行動しました。
収入が不安定&一人暮らしをするには少ない
- 会社員時代に300万の貯金を作った
- 簿記3級の取得したり、お金の勉強をした
- 節約関係の動画を見て実践した
- 時給の高いアルバイト先での掛け持ちを始めた
- 副業を始めた
国民健康保険や年金を自分で支払うと、手元に残るお金が少ない
- アルバイト先で社会保険に加入した
社会的信用が低いため、入居審査が通りづらい
- シェアハウスを選択した(ゆくゆくは一人暮らしもしたい…かな?)
あくまでも私の場合の選択したことをご紹介しました。
なので、人によっては「そんなのできるかい!」というものもあると思います。
ですが、100%できない方法ばかりではないはず。今のあなたができることから、真似してチャレンジしてみてください。
フリーターで一人暮らしに向かない人・向く人の違い
ここからは、実際にフリーターでの一人暮らし経験を持つ私が感じる、「向かない人・向く人」をご紹介します。
1. お金の管理ができない
365日毎日外食・カフェでごはんを食べる。ほしいものはすぐに購入。そんな生活をしていると、収入が不安定なフリーターの場合、生活が厳しい状態になりかねません。
最初は収入と支出を書き出すだけでいいです。
今月の収支のバランスを把握することから、まずははじめてください。
2. 自炊をしない
節約の方法を調べると「自炊をする」も必ず出てきます。ですが、「自炊?めんどくさい…」なんて思ってたりしませんか?
例えば…1日3食をコンビニで買ったものを食べるとして
朝ごはん:300円くらい
昼ごはん:700円くらい
夜ごはん:800円くらい
1日あたり1,800円。これだけが1ヶ月30日続くとなると、54,000円の出費になります。
ちなみに日本の一人暮らし世帯の1ヶ月あたりの食費は約40,000円。15,000円近くも超えていることになります。
夢を叶えるために東京に来ているはずが、「自炊がめんどくさい」という理由でサボって、結果レッスンなどに使えるお金を自分の手で減らしていると思ったら、少し考え方が変わりませんか? 凝った料理を作らなくても、ご飯を炊く・電子レンジで蒸し野菜を作って食べるといった簡単なものでもOKです。できるところからチャレンジしてみましょう。
3. 今の自分にあった生活ができない
節約の敵ってなんだと思いますか?
- コンビニでのプチ贅沢
- 飲み会
- 外食
などなど。いろいろあります。が!一番の敵は「自分にあった基準がないこと」です。
たまに「あの推しがライブで着ていたTシャツ、私もほしい!」と買ったりしていませんか?普段頑張っているのだから、こうしたお金の使い方も大切です。
でも、日常的にこうしたご褒美を自分にあげていたり、しませんか?入ってくるお金が少ないのに、頻繁にご褒美Dayを続けていると生活にも影響が出てきます。だからこそ「どこにお金を使って、どこにお金をつかわないのか」という、あなただけのお金の使い方ルールが重要になってきます。
3ステップで簡単!あなただけのお金ルールの作り方
「じゃーどうやってそんなルール作ったらいいねん!」という声(幻聴?)が聞こえてきそうなので!ここでは演劇で俳優活動をしている私なりのお金ルールの作り方をご紹介します。
- 家計簿をつける
- 目指したい夢に必要なものを書き出す
- ケチっても平気なところを作り出す
以上です!
1. 家計簿をつける
まずは現状のお金の流れを知るために、入ってくるお金と支払いに使ったお金を書き出してください
2. 目指したい夢に必要なものを書き出す
俳優や芸人、ミュージシャンなど、目指したい夢の実現に必要なものを書き出してください。
例:俳優
演技レッスン代、映画代、舞台のチケット代、ダンスレッスン代、オーディション代など
3. 削っても平気なところを作り出す
夢の実現とは関係のない部分で、「ここなら削れる」という部分を作り出してください。
私の場合は、衣服代は特にこだわりがなかったので、ユニクロだったり、メルカリで状態のいい古着を買ったりすることで節約しています。
食費を削りすぎるのは、健康に悪影響が出るため避けましょう…!
フリーターの一人暮らしで気になる初期費用・1ヶ月の生活費のアレコレ
一人暮らしの家・初期費用は?審査の通りやすさは?
まず、フリーターでも家の契約をすることはできます。ですが、借りるためには入居審査を突破しなくてはいけません。中でも大切なのは「家賃を支払えるだけの収入があること」。そのため家探しでは、収入にあった賃料の物件を探すのが最も大切です。
また必要な初期費用としては次の6つがあります。
項目 | 内容 |
敷金 | 家賃の1ヶ月分が目安。退去時の現状回復の費用に使われる |
礼金 | 家賃の1ヶ月分が目安。敷金と違い、大家さんへのお礼に使われるお金のため、返還はない。 |
前家賃 | 家賃1ヶ月分が目安。入居する月の家賃として支払う。月の途中からの場合は、日割り計算になる。 |
仲介手数料 | 家賃0.5ヶ月〜1ヶ月分+消費税が目安。仲介した不動産会社に支払われます。 |
火災保険料 | シングルで1.5万円、カップル・ファミリーで2万円が目安。火災や水漏れトラブルなどに備えて、損害保険に加入する必要があり、損害保険会社に支払います。 |
保証料 | 家賃+共益費0.5カ月が目安。家賃保証会社を利用する場合に支払うお金。万が一、家賃を払えなくなった場合の備えに。 |
他にも
- 引越し代
- 家電など必要なものを買い揃えるお金
などもかかってきます。
もし仮に家賃5万円の家を借りるとして、上記の初期費用は大体次のような形になります。
ここに引越し代や家電などの買い揃えるお金も乗ってくるので、最低30万円〜40万円ほどになります。
フリーターで一人暮らし。必要な1ヶ月の収入は?
今回は以下の条件で収入を計算、目安の一ヶ月の生活費を計算してみます。
必要な1ヶ月の収入は?
東京の最低賃金1,113円(2023年10月現在)
1日8時間・週に5日働く場合、
1,113円×8時間×20日=178,080円
ここから健康保険や年金をざっくり4万円
およそ138,000円が手取りになります。
手取り13万円の理想な生活費内訳
- 家賃:43000円
- 食費:30000円
- 水道光熱費:10000円
- 通信費:10000円
- 交通費:10000円
- 交際費・自由費:15000円
- 日用品:5000円
- 貯金:15000円
合計:138000円
お金の不安を少しでも減らすには節約+副業の二刀流がお勧め
ここからは少しでもお金の不安を減らすための具体的な方法をご紹介します。まずお金の不安がある=お金が赤字になる可能性があること。つまり不安を解消するには、無駄な支出を削る節約と、収入を底上げする副業の2つがおすすめです。
お金の不安を減らす節約方法4選
1.固定費を見直す
固定費とは、毎月決まった金額の支払いがあるもののこと。
例えば、家賃や通信費、保険料、サブスクが固定費にあたります。
この項目の見直しを行う事で、無理なく使えるお金が増やせます。
2.持ち物を必要最低限に抑える
今部屋は片付いていますか?散らかっていますか?
節約とは不必要な支払いを減らすことです。
部屋に何があるのかわかっていると、同じものを買わなくても済んだり、代用することでお金を使わずに済んだりすることも。
しかし、部屋が散らかっていると、どんなものがあるのかすらわからないために、買ったものが実は家にもあった、という事態も起こりかねません。
私も元々物が多くありましたが、節約を機に大幅に断捨離。
不用品は全て売りました。自分の無駄遣いにも向き合うことができました。
3.自炊する
家でご飯を作った時と、外食した時の金額がなぜ違うのか、考えたことはありますか?
外食は「ご飯を作る」「調理器具や食器を洗う」「材料を買いに行く」などの手間を代わりにやってくれています。
つまり、誰かに代わりにやってもらっている分をお金の形で支払っています。
一人暮らしの簡単レシピは、ネットで調べたらすぐに見つかる時代です。
東京に来たのは自分の夢を叶えるため。
であれば、せっかく稼いだお金は夢の実現に必要な学びや人との繋がりを得るための場に使った方が有効的ではないでしょうか。
毎日ご飯を作るのは難しくても、簡単にできるおかずを多めに作り置きしておくのも一つです。
私も舞台稽古の期間になると毎日23時の帰宅になるため、正直その時間からご飯をつくる元気はありません。
だからこそ、休みの日に買い物へ行って簡単なおかずを作り置きするようにしています。
4. 衝動買いを辞める
ついSNSをみていると気になるものを発見。ほしいな、買おう…。
となることはありませんか?もちろん、テレビやYoutube、ウィンドウショッピングでもつい買いたくなるものがあったりするかもしれません。
でも、こうしたよく考えずに買ったものって、後になって後悔したりしませんか?
私の場合は学生時代にライブイベントによく参戦していました。
アンコールで推しが涙ながらに歌っている時に着ていたライブTシャツ。ほしい…。
終わった後の物販でつい買ってしまったものの、日常に戻ればライブTシャツを着る機会はわずかです。
意外と「ほしい」と思っても、次の日にみてみると「そうでもないな…」と感じられることもしばしばあります。
もしほしいと思ったら「ほしい物リスト」を作って、次の日にみてみてください。
もし気持ちが変わらないのであれば、それは買っても大丈夫なものです。
収入を底上げするなら
時給を上げる
今東京の最低賃金は1,113円。これでフルタイムで週に5日仕事をしても手取りは13万円。
人によってはかなり生活が厳しく感じるかもしれません。
上記で紹介した節約を行った上でも生活が厳しいようであれば、今よりも時給がいいアルバイト先へうつるのも一つの手です。
副業をする
パソコンが使えるのなら、ITスキルを活かして動画編集やWEBライターなど、場所・時間を選ばずできる仕事に挑戦するのも一つの手です。
私にはそんなスキルない、と思われるかもしれませんが、意外と「当たり前」に感じているものが、他の人には嬉しいスキルである場合も。
最近では「スキルマーケット」と言って、自分の得意をいかしてお金を得られるサービスも登場しています。
ココナラなど有名なサイトもあるので、まずはどんなスキルを出品している人がいるのか、ぜひ見てみてください!
厳しいなら就職も考える
どうしても厳しいのであれば一度会社員として就職するのも選択の一つです。私も一度正社員として就職し、お金を貯めてから演劇の道を選びました。
正社員ではなくても、派遣社員としての働き方もあります。
まずは相談だけしてみるのもありです!
まとめ:今から貯金+節約術を学ぶ+副業に挑戦がおすすめ!
東京でフリーターとして一人暮らしをするなら、まずは初期費用を払うための貯金・無駄なお金を払わないための節約術や、副業へのチャレンジを初めてみてください。
今回の記事があなたの夢の実現の一歩になっていたら、とても嬉しいです!
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