ミュージカルや演劇など、生で楽しむ舞台(パフォ―マンス)って、その時・その空間でしか味わえない楽しさがあるもの。
ですが、その楽しい空間は、出演者やスタッフだけでなく、観客側もしっかりマナーを守るからできる空気でもあります。
本記事では舞台初心者の人に向けて、舞台が好きな現役の舞台俳優が、舞台を楽しむために最低限押さえておきたい、5つの舞台マナーについてご紹介します。
また観劇直前にやっておきたい3つのこともご紹介します。
舞台観劇初心者さん必見!これだけは押さえておきたい観劇マナー7つ
1. スマホやスマートウォッチ、光るものは電源オフ
劇場に入ったら、光るものを電源OFFにしましょう。
公演中は、照明による演出もあるため、本番中に光ると出演者も観客もあなたを見てしまいます。
劇場にいる人が見たいものは舞台のはずです。
また電波を受信しない設定だとしても、アラーム設定が解除し忘れていると、公演中に音やバイブがなってしまうこともあります。
物語の世界を壊さないためにも、スマホの電源はOFFにしましょう。
(またスマートウォッチには、シアターモードが搭載されている場合もあります!)
2. 劇場内の写真撮影・録画・録音はNG
基本的には撮影NGです。
公演によっては、カーテンコール(終演後のキャストあいさつ)であれば「撮影OKです!」という場合もあります。
こういったアナウンスがあるまでは、スマートフォン・カメラはバッグの中に入れておきましょう。
3. 大きな物音やおしゃべりはNG(場面によって笑い声・拍手はOK)
劇場にいると、不思議なことに小さい音が気になったりしませんか?
劇場は音がよく響くため、物音には注意が必要です。
そのため公演前には、ビニール袋はしっかりカバンの中に入れておく、音がなりやすい生地の服は避ける(上着の場合はまとめて音がならないようにする)など、周りの気遣いを忘れずにいきましょう。
また鼻水や咳は自分の意思だけで抑えられない部分…!なのですが、音が響きやすい劇場では、物語の世界を壊す原因にもなります。
そのため、不安がある時はのど飴や咳止めの服用をお忘れなく!
上演中ものど飴をさっと出せる場所に用意しておいて、いざという時に備えるのも一つです。
4. 前のめり観劇NG+前の席は蹴らない
前のめりでの観劇は絶対にやめましょう。
座席はしっかり深く腰掛けて座ってください。
理由は後列座席の視界を遮ることになるため。気づかないうちに、出演者の姿を隠してしまっていた、なんてこともあります。
博多座さんがわかりやすい比較動画を作成されているので、ぜひ見てみてください。
また、どんなに興奮するシーンがあっても、背もたれを蹴る行為は絶対にNGです。
5. 公演中の途中退席は避ける(どうしても避けられないときは、周りの人に配慮も忘れない)
上演中の座席移動は、他の方の視界を遮ったり、舞台に集中している人の集中力をそいでしまうことにも繋がりかねません。
できるだけ上演前にお手洗いに行くなど、退席しなくても大丈夫なようにしておきましょう。
もし、上演中にお手洗いに行きたくなった時は、仕方ないです。
できるだけ腰を低くして移動するなど、周りの方への思いやりを忘れないようにしましょう。
6. 客席内飲食NG
映画館と違い、劇場内は基本的に飲食NGです。
コロナ禍以降、ペットボトルのようなフタ付きの飲み物であればOKのことも。
ですが、大きな劇場であれば、ロビーでの飲食OKの場合もあります。
まずは劇場のルールを確認してみましょう。
7. 帽子やサイズの大きい髪飾りは、劇場に入ったら外す
こちらも「前のめりで見ない」部分と重なるのですが、帽子や大きな髪飾りは後方座席の人の視界を遮る原因になります。
そのため、上演前には外すようにしましょう。
劇場に行く前に済ませておきたいこと3つ
1. 差し入れやプレゼントを渡す
終演後は、大勢の人が一斉に退場するため、バタバタします。
着席前に、差し入れやプレゼント(お手紙)などはプレゼントBOX・スタッフさんに渡しておきましょう。
2. お手洗い、身だしなみチェック
開演直前のお手洗いはとにかく混みます。
そのため、できれば開演15分前までにお手洗いは済ませておくと安心です。
また推しに会うなら、綺麗な状態に整えておきたいところ、です。
3. 大きな荷物はロッカーに預ける
劇場の座席はそこまで大きくありません。
目安として、自分の膝の上に置ける大きさ・量の荷物に抑えるようにしましょう。
膝上におききれない、もしくはキャリーケースや大きめのボストンバッグは、コインロッカーに預けましょう。
まとめ|マナーを守って、楽しい観劇ライフを!
今回は観劇の時、最低限守りたい7つの観劇ルールと、観劇前に済ませておきたい3つのことをご紹介しました。
舞台作品は、出演者・スタッフさん・観客みんなで空気感を作るものです。
この記事を参考に、素敵な観劇体験を味わってください!
他にも舞台を見る方に向けた情報をお届けしています!ぜひのぞいてみてください!
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