オーディションに「プロフィール資料が必要」って言われた…
俳優として活動する時に必要なプロフィール資料。
事務所に所属していると、事務所の方が代わりに作成してくれますが、
フリーで活動するとなると、自分で作成しなければなりません。
また俳優は、いつ・どこで仕事のチャンスがもらえるのかわからないもの。
チャンスを掴みやすくするためにも、こうしたプロフィール資料は持っておきましょう。
作るのは大変ですが、一度作ってしまえばあとは更新していくだけです。
本記事では5年以上俳優活動を私が、俳優として必要なプロフィール資料を解説します。
- はじめてプロフィール資料を作る人
- フリーランス(事務所に所属せず)で俳優活動をしている人
- プロフィールの内容を見直したいと考えている人
俳優のプロフィールって何が必要なの?絶対必要な項目9選
次に資料に必要な項目をみていきましょう。一緒に書き出して整理してみてくださいね。
整理するときは、ノートに書き出すか、もしくはパソコンにテキストで打ち出しておくと、実際の作成時にめちゃくちゃ楽です!
1. 写真
全身、バストアップの写真、2つは必ず用意しましょう。どのオーディションに応募するにしても、この2つの写真はほぼマストで求められます。
このほかにも、和装やメガネなど雰囲気が変わる写真があると、書類上でイメージを伝えやすくなります。
どんな写真を撮ればいいのかは、こちらのプログ記事も参考にしてみてください。
2. 氏名(よみがなも忘れずに)
ここでの名前は芸名です。漢字表記を使っている場合は、読み仮名も忘れずに記載しましょう。
3. 生年月日+年齢
日本での活動する時には、年齢の記載が必要なことが多くあります。
「2000年1月1日(24歳)」のように、西暦での誕生日と年齢を一緒に記載しておくと、親切です。
4. サイズ
俳優活動で使うプロフィール資料でのサイズは、主に身長のみの記載で問題ありません。(ただし募集要項の中には、身長以外にも体重やバスト・ウエストなどの記載が必要な場合もあります。応募する時にはよく確認した上で対応しましょう)
5. 趣味・特技
趣味とか特技って何を書いたらいいの?
初めてのプロフィール資料を作る上では悩んじゃいますよね。
結論から言えば、正解なんてありません。が!これだと難しいと思うので、私の感じる載せた方がいいポイントをいくつかまとめてみました。ぜひ、参考にしてみてください。
プロフィールに書いた方がいい趣味・特技のポイント4つ
- 自分らしさにつながるもの
- 珍しい(意外性のある)趣味
- 業界の人に人気がありそうなもの
- 演技の上でプラスになるもの
主な特徴としては上記の4つです。
しかし、意外と自分の趣味って、自分の中では「当たり前だしなぁ」と感じてしまうことがほとんど。
プロフィールに載せる趣味や特技は、友人や周りの人に聞きながら、洗い出すのがおすすめです。
6. 資格
自動車免許など、お芝居をする上で持っておくとプラスになる資格はここに記載しておきましょう。
また、その資格を記載することで、専門性があるというアピールにつながるものもあれば、合わせて記載しておくと良いです。
7. 出演歴 (レッスン歴)
出演歴の記載方法は、芸歴の長さがどのくらいあるかによって変わってきます。
出演歴がない場合はレッスン歴を載せる
レッスン歴があれば、そのレッスン歴を記載しましょう。
ここでのレッスン歴は以下のようなものです。
俳優活動につながるレッスンは数多くあるので、この中から「自分が力を入れて取り組んでいる」「自分の中で長く通っている」というものをピックアップして記載しましょう。
演技につながるレッスンの例
- 演技クラスやワークショップ
- 基礎演技技術
- メソッド演技
- シーンスタディ
- カメラ前の演技
- インプロビゼーション
- 声のトレーニング
- 発声法
- アクセントや方言
- 歌唱レッスン
- ボイスオーバーの技術
- ダンスと身体トレーニング
- バレエ、ジャズダンス、ヒップホップなどのダンスクラス
- ステージコンバットやアクションのトレーニング
- ヨガやピラティス
- 楽器演奏
- 馬術
出演歴が数少ない(10件程度)場合は、新しいもの・作品の規模の大きいものを中心に載せる
作品に出演した経験はある。でも数が多くない場合は、最新のものや大きな作品のものを中心に記載しましょう。
出演歴ある場合は、新しいもの・自分がメインに近い役を演じたもの中心に載せる
出演した作品の数が多くなってきたのであれば、新しいもの・自分の代表作(有名な作品、主演に近い役を演じた)などを中心に記載しましょう。
また、人によっては、舞台・映像(映画・ドラマ)・MV・広告、など幅広いジャンルでの出演経験を持つ人もいるかと思います。
この場合はジャンルごとに分けて記載すると、資料をみた時にもわかりやすく伝えることができます。
8. 自己PR
自己PRはここまでに記載した項目(趣味や特技、資格など)では表現できないものを伝えるところです。
例えば、
- 日々表現力を磨くためにどんなことを意識していることと結果
- 現場で「こんな人だね」とよく言われる、といった他人からの評価
といったものです。
ただここで注意したいのは、資料をみた人にとってネガティブ(マイナス)につながる内容は記載しないこと。
どうしても記載できる内容がないなら、表現をプラスに変えた上で記載してください。
9. 連絡先情報
ここでの連絡先は、合格した時のオファーやオファー後の連絡先になるメールアドレス、電話番号を記載しておくところです。
俳優活動の駆け出しの頃にあるのが、プライベート用の連絡先と一緒にすること。最初のうちは件数が少ないので、一緒でも問題ありませんが、俳優活動用のメールアドレスを持っておくと、管理しやすくなります。
Googleのアドレスを一つ専用に作っておけば、長く使えるのでぜひ今のうちに作成してしまいましょうー!
まとめ|俳優活動に必要なプロフィール資料。しっかり用意して、オーディション応募しよう!
オーディションやキャスティングのチャンスを掴むためには、自分をしっかりとアピールできるプロフィール資料が必須。
特にフリーランスで活動している場合、自分でこれを作成する必要があります。
ここでは、プロフィール資料に必要なポイントをわかりやすくまとめてみました。
- 写真
- 全身とバストアップの写真はマスト。
- 和装やメガネをかけた写真など、雰囲気が変わるものもあると良いです。
- 氏名(芸名)
- 芸名とその読み仮名を忘れずに。
- 生年月日+年齢
- 「2000年1月1日(24歳)」のように記載。
- サイズ
- 身長のみの記載でOK。その他のサイズは募集要項に応じて。
- 趣味・特技
- 自分らしさが出るもの、珍しいもの、業界で人気のあるもの、演技に役立つもの。
- 資格
- 演技に役立つ資格や特技を記載。自動車免許など。
- 出演歴(レッスン歴)
- 出演歴がない場合は、受けた演技クラスやワークショップの情報を。
- 出演歴が少ない場合は、新しいものや大きな作品を中心に。
- 出演歴が多い場合は、新しいものや代表作を中心に。
- 自己PR
- 表現力を磨くためにしていること、他人からの評価など。
- 連絡先情報
- メールアドレスや電話番号。プライベート用とは別に専用のものを。
プロフィール資料を作るのは少し大変かもしれませんが、一度完成させてしまえば、あとは更新するだけ。
自分をしっかりとアピールできるプロフィールを持って、オーディションやキャスティングのチャンスを掴みましょう!
俳優を目指す人に向けた記事を、ほかにもお届け中!ぜひのぞいてください。
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