【地方から俳優を目指す人へ】地方出身者の俳優が標準語を独学で学ぶ3ステップ

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地方出身者必見!標準語を独学で学ぶ3ステップ

地方から俳優を目指す人が悩む一つが標準語や訛りが抜けないことだと思います。

私も生粋の関西育ちだったので、バリバリの関西弁。

標準語にはさんざん苦労しました。

そんな私でも、大阪にいる頃から独学で標準語のイントネーションを覚えて、上京1年目のころに日常会話でいろんな人から「関西出身だと気づかなかった」と言われるくらいにはなりました。

本記事ではそんな私が、俳優を目指すために標準語を学ぶ上で意識していた3つのポイントをご紹介します。

最後に訛りを直すうえでおすすめのアイテムもご紹介しているので、ぜひ最後まで参考にしてみてください。

目次

地方出身者の俳優が標準語を独学で学ぶ3ステップ

関西弁を話していた私が、標準語を独学で学ぶ上で意識していたポイント3つをご紹介します。

  • 日本語の音の仕組みを知る
  • 自分の中に標準語の基準を作る
  • 自分が普段考えたり、話したりする時の発音の音を意識・練習する

1. 日本語や方言の音の仕組みを知る

まずは音の仕組みを知る。

日本語の音は、子音と母音で音が構成されています。

イントネーション(訛り)を直したり、標準語の音をつかむ上で、子音や母音の仕組みを知っておくと、標準語の習得もスムーズになります。

また方言の音の仕組みや特徴もここで覚えておくと、標準語との違いに気づきやすくなります。

例えば関西弁は、音の仕組みとして母音を強く発声する特徴があります。

私が標準語を覚えるうえで、「子音を強く意識して発声する」ことを心がけていました。

2. 自分の中に標準語の基準を作る

日本語の音の仕組みをつかんだら、あとは標準語の音の基準を自分の中に作りこんでいきます

アナウンサーや声優など、きれいな標準語を学んでいる人たちの発音をひたすら耳で聞いて、覚えていきます。

私はもともと声優さんが好きだったので、よくアニラジを聞いていろんな声優さんの標準語を聞き比べていました(今思えばマニアック)。

自分の中に標準を作る段階は正直ひたすら積み重ねなので、つまらない方法で聞き込んでいくよりも、自分が楽しいと思えるコンテンツを聞いて積み重ねていくのがおすすめです。

3. 標準語の音で考える、話す

自分の中に標準語の音ができてきたら、普段考える時の頭の中の音や、話す時のイントネーションを標準語にしていきます。

特にポイントは「考える時の言葉も標準語にする」。

日常生活の中で、標準語と触れる時間を物理的に増やしていくためです。

なかなか考える時まで意識できないのであれば、独り言を標準語にする方法もアリです。

また友人と会話する時は、「訛ってたら教えて!」と伝えて注意してもらうようにしたり、「方言禁止ゲーム」と遊び感覚で標準語の練習をしたりしていました。

地方出身者の俳優が標準語を学んだ方がいい理由3つ

地方出身者の俳優が標準語を学んだ方がいい理由としては次の3つがあげられます。

  • 標準語の役が多いから
  • 方言が武器になるから
  • 仕事の幅が広がる可能性もある

理由1. 標準語の役が多いから

今まで生み出されてきた作品を見ていても、方言<標準語を使ったキャラクターの方が多く登場しています。

もし俳優をめざすのであれば、チャンスの幅を広げるためにも、標準語はマスターしておきましょう。

理由2. 方言が武器になるから

1と重なる部分になりますが、生まれ育った方言と標準語の2つが使えるようになれば、キャスティングされやすいフックになります。

標準語をマスターすると、元の方言が思い出せないと言う人も多いですが、標準語と方言両方ともすぐに使えるように普段から練習しておきましょう。

まな

自分の方言を忘れないために、方言で考えたり、地元では方言全開で話すようにしています笑

理由3. 仕事の幅が広がる可能性もある

演じる以外にも、「方言指導」の仕事があることを知っていますか?

方言が話せると、演じる以外のお芝居の仕事につながる可能性もあります。

方言は手放さずに、大切にしましょう…!

私が標準語を学ぶ上で役に立ったもの3つ

ここからは私が標準語を学ぶ上で役に立ったものを3つご紹介します。

  • 声優さんのインタビュー
  • ラジオ番組
  • 標準語を話せる友人

1. 声優さんのインタビュー

言葉を伝えるプロの声優さんたち。ですが、全員東京出身というわけではありません。

中には地方出身の方もいらっしゃいます。

そういった地方出身の声優さんのインタビューを読んでいると、どのように方言を矯正したのかとヒントになるものが載っている場合もあります。

2. ラジオ番組

私が標準語を学ぶ中で、一番役に立ったのはラジオでした。

動画だと映像付きでなかなか音に集中できなかったからです。

ラジオであれば、食器を洗いながら、勉強しながらと、他の作業をしながらでもインプットできます。

ぜひチャレンジしてみてください。

3. 標準語を話せる友人

私が大阪にいながら標準語を練習できた理由のひとつが、標準語を話せる友人がいたことが大きかったです。

「この音会っているかな?」と確かめながら毎回会話をしていました。

標準語を学ぶおすすめツール2つ

自分の耳だけで標準語を学ぶのは不安がある!そんなあなたへ、おすすめのツールを2つご紹介します。

標準語を学ぶ上でぜひお供にしてください!

1. NHK日本語発音アクセント新辞典

画像引用元:楽天市場

NHK日本語発音アクセント新辞典」は、多くの声優さんがおすすめしているアクセント辞典です。

またNHKアクセント辞典のアプリ版(iOS / Android)のアクセント辞典も登場しています。

アプリ版は5,500円(税込・Android ver.)〜5,600円(税込・iOS ver.)と価格はお高めですが、アナウンサーによる実際の音声を聞いて確認できるので、大きなメリットだと思います。

2. JAccent(AIを活用した日本語のアクセント辞典アプリ)

画像引用元:Apple アプリストア

また最近ではAI技術を使ったアクセントアプリも登場しています。

画像引用元:Android 公式ページ

レビューを見ていると、100%正確とはいかないようですが、ちょっとした発音の確認には良さそうです。

まな

私も実際に使っていましたが、簡単なイントネーションの確認にはぴったりでした!

こちらAndroid版iOS版と2つともリリースされており、無料で使用できるので、ぜひ確認してみてください。

まとめ|独学でも標準語を学べる!

本記事では地方(関西)から俳優を目指した私が、どのように標準語を独学で学んだのかをご紹介しました。

ぜひこの記事が参考になれば嬉しいです!

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