就職活動、うまくいっていますか?
「就職活動」と聞くと、私は古傷えぐられる思いがします。
周りが内定を決めて、残りの学生生活を楽しんでいる中、スーツを来て面接に行って…って、本当にしんどいですよね。
本記事では、就職活動が決まらなさすぎて、70社応募した元・就活劣等生の私が思う、就職活動の乗り越え方をお届けします。
就職活動が嫌になる理由3つ
就職活動が嫌な理由はさまざま。
ここでは代表的な理由を3つご紹介します。
嫌な理由①:周りは決まっているのに、自分の内定が出ない
就職活動が始まった頃は、みんな就職活動をしているため、一緒に頑張ろうと思えます。
ただ、しんどくなるのは、周りが決まり出した頃。5月の連休明けや、夏休み直前の頃が一番多いのではないでしょうか。
私が就職活動をした時は3月解禁。早い人であれば5月ごろには決まっている人も。
私といえば、10月まで就職活動をしていたため、何回も心が折れていました。
嫌な理由②:応募書類の準備・作成が大変
応募動機(志望動機)、自己PR、学生時代に力を入れたこと、など、よくある質問は決まっています。
それに向けて、自己分析、企業分析もしなければいけません。
また応募先によって、書く内容を考えることも必要ですよね。
何回も落ちていると、何回これを繰り返せばいいのか、先が見えず、嫌になります。
嫌な理由③:面接が緊張する・苦手
就職活動で必ず通る面接。自分よりも年上の人を相手に、自分のことを話さないといけないわけです。
向こうは自己紹介してくれないのに
しかも年の功とも言うべきか、何を考えているのか、何を見られているのかわからない…!
面接は場数をこなせば、話し方は上手くなりますが、それでも何回もやりたくはないです。
嫌な理由④:働きたくない
学生って、めちゃくちゃ自由です。
学ぶもよし、好きを極めるもよし、友達とスタバで語り合うもよし。
ですが、社会人になると、こういった“自分だけの時間”はグンと減ります。
仕事の現場って、ミスをすれば怒られるし、年を重ねれば責任も重くなります。
こう思うと、働きたいとは思いづらいのではないでしょうか。
就活劣等生な私の就活失敗談5つ
えらそうなことを書いている私ですが、何度も言います。
就職活動、めちゃくちゃ苦労していました。
というわけで、私の就活失敗談5つをお届け。
もしやってしまってるかも、と思ったら、反面教師にしてください。
(若いうちは買ってでも苦労しろ、といいますが、しなくてもいい苦労もあります。)
失敗談①:集合時間に遅刻した
地方にある会社の説明会に参加したときのこと。
都市部の会社説明会に参加することが多かったので、大まかな電車の乗り換え方法しか確認しておらず。
「これくらいの時間に出たら大丈夫っしょ」
行く会社の場所は、なんと1本乗り遅れると、次来るのは1時間後の場所にありました。
もうお分かりですね。電車に乗り遅れ、見事に遅刻。
顔面蒼白になり、速攻で電話し、ひたすら謝りました。。
集合時間から1時間後、会社の最寄り駅に到着。
まさかの最寄り駅まで会社の方が迎えに来てくださり、「過ぎたことは仕方ないから、切り替えて頑張って」と声をかけてくださりました。情けない…。(後日、面説は受けましたが、お祈りでした。)
失敗談②:何も考えずに「数打て作戦」をやった
私は就職活動をめちゃくちゃ舐めていました。
そんなに自己分析とか、企業分析をしなくても、なんとか通るっしょ。
そんな姿勢で受け続けた結果、メールボックスにはお祈りメールの山が…。
嫌気がさして、自己分析をせず…(なぜ、やらなかった)。
親からは「卒業したら就職しろ!」と散々言われていたこともあり、ずるずる就職活動をすることに。
自己分析も、企業分析も全部放棄して、ひたすら職種・業界関係なくエントリーしまくっていました。
そりゃ時間の無駄にもなりますよね…(苦笑)
失敗談③:ひたすら自己分析だけやって、企業分析をやっていなかった
②の後日談になります。
「面接で自分のことが話せない…自己分析が必要だ…!」とようやく気づき(この時点で就活開始3ヶ月経過してました)、近くにあった就活カフェへ。
過去の就活を経験した先輩から自己分析のフレームワークを教わって、それだけ必死にやっていました。
どこまでやり込めばいいのか、ちゃんとわかっていなかったからです。
自分でどこまでやるのかを決める力って大切です。
失敗談④:人の意見を聞きに行こうとしなかった
就活以外でも「失敗する人の特徴」にあげられるポイントです。
「うまくいってないのに我流でやる。自分のこだわりを上手く捨てることができない」
特に就職活動の駆け出し時期がこれ。
自己分析って大事だよ。
企業分析もやろうね。
あんなに言われてたのに、
なんとかなるでしょ
と舐めていました。
就活につまずいて自己分析をやるも、企業選びが上手く行ってなかったのに、相談もほぼしていませんでした。
失敗談⑤:自分の妄想だけで、応募する会社を狭めてしまった
④と通じる部分がありますね。自分だけの妄想で、どんな会社で仕事をしたいか決めてしまっていた。
自分が見えている自分って、友達や教授から見た自分とは意外とずれていたりします。
自分の思う自分で勝手に評価して、こんな仕事なら合ってるでしょと応募してみる。
すると、見事に落ちてしまう。この繰り返し。
要するに、主観だけでなく、外部のツールや友達・家族など他の人の“目”を借りた視点を取り入れなかったから、です。敗因は独りよがりだったこと、でした。
今だから思う、就職活動の乗り切るコツ
就職活動でいろんな失敗を経験したからこそ思う、就職活動を乗り切る(なんとかする)コツをご紹介します。
この中から1つだけ「できる!」物を見つけて、実行してみてください。
コツ①:周りと比べない
これは私が就職活動していた時に、就活カフェの方にもらった言葉です。
中高大同じ学校に通っていたとしても、出会う人・経験は100%同じなんてありえないですよね。
人によって、得意・不得意があるように、就職活動の長さは人によって違います。
就活を早く終えた人がいる。すでにあの人は内定をいくつも持っている。
就活中、友達の話を聞いてると焦ることもたくさんあります。
でも、そういった話を聞いて、しんどくなるのであれば、「比べなくてもOK」ということを忘れないでください。
コツ②:ひとりで頑張ろうとするな、人に頼れ。
就活で苦労してるなら、1人でやるな、です。
就活で苦労したことがある人に聞けば、自分がしなくてもいいことも見えてくるかもしれない。
就職支援を仕事にしている人なら、仕事選びや書類の書き方でアドバイスをもらえると思います。
とにかく、経験のある人・すでに知識を持っている人に話を聞くこと。
苦手なことを自力でなんとかしようとするほど、負のループに落ちます。
とにかく頼れる人を作る。
人に頼るのが苦手なら、苦手なりで大丈夫です。
人に頼るのが苦手な人へ、頼り下手な私からのアドバイス
ちょっとした老婆心ですが、ほんのちょっとだけ(?)長く生きてる私からのアドバイス。
私は人に頼るのを避けて年を重ねた人間です。
そのツケで、人に何かを相談するとき、相談する前から何も起きてないのに、変に不安なことを考えすぎて、結局相談できなかった、なんてことはたくさんあります。
若い時なら、犯罪以外の失敗は何とかなります。
苦手なりに真剣に相談しようとしていたら、その想いは相手にも伝わります。
たまに馬鹿にしてくる奴は、相手にする必要ないです。
(人がチャレンジしているのを馬鹿にする奴は、ただの雑草です。邪魔なだけ)
もし相談するのが苦手なら、
「すいません、ちょっとお話聞いてもらってもいいですか?コーヒー1杯ごちそうするので」って頭出しの言葉と、自分なりのお礼を添えたら、相手も聞いてくれると思います。
コツ③:数打てば当たる&戦略を持ってやる、2つの心を持つ
私の失敗談では、「数打てば当たる」作戦をやって、時間を無駄にした話を失敗談を紹介しました。
ですが、ここに”戦略”を持ち合わせることが出来たら、話は変わってきます。
戦略というのは、
今の自分は何が出来ていないのかを知り、
やる・やらないことを明確に決めて、実行していく。
戦略はその時々で作戦をたてて、まずは小さくやってみて、
ダメなら原因を見つけて、別の案や改善案を試してみる。
就活もこういった考え方が大切だなと思います。
もちろん、うまくいかないこともあると思います。
変に焦ってしまうなら、「数打てば当たる」と思えばいいんです。
コツ④:準備不足がないかを見直す
今、就職活動がうまくいっていないのであれば、一度準備不足はないかどうかを振り返ってみてください。
- 自己分析
- 企業分析
- 志望動機
- 応募先の職種、業界が
- 身だしなみ
- 面接準備
などなど。考えられるポイントはたくさんあります。
どこをどうみたらいいの?
これは、私自身の経験になりますが!
「選考のどのタイミングで落ちているのか」をヒントにするのがおすすめです。
例えば書類選考でよく落ちるのであれば、書類に書いている内容がうまく伝わっていないか、志望動機がずれている可能性があります。
そしたら、自己分析や企業分析のやり方を、内定もらっている人やプロに聞いてみてください。
コツ⑤:やったことに目を向けて、自分を褒める
就職活動でお祈りメールが連続すると、へこむし、自分ってできないのかな?と感じやすいです。
そんな時にやってほしいのは、「就職活動に関することをどれだけやったか・考えたか」という部分。
やったこと・考えたことって、自分が積み重ねられる部分です。
逆に、面接の合否は自分では何もできないところ。
誰もほめてくれない就職活動では、いかに自分がやったことに目を向けて、自分を認めてあげられるかが1つのポイントだと思います。
(これができると、ネガティブになりすぎなくて済む)
コツ⑥:家族や就職活動のプロにも話をする
①の内容と重なる部分ですが、支えになってくれる人を作るのも、乗り切るコツです。
私が就職活動でうまくいかずに立て直したとき、いろんな相談先を作りました。
- 大学の就職支援
- SNSの年上の友達
- 就職支援のエージェント
- 就活カフェ
特に大きかったのは、就活カフェと、就職支援のエージェントでした。
立て直した最初の時、自己分析のやり直しを支えてくれたのは就活カフェでしたし、イヤイヤな私のケツたたきをしてくれたものここでした。笑
就職支援のエージェントも、複数内定をいただいて、お断りをさせていただいたとき、「あとはこっちで何とかするので」と快く背中を押してくださったり。
今思えば、本当にありがたい限りです。(その分、いろんな迷惑もおかけしましたが…!ごめんなさい)
私が就活してた時以上に、手厚いサポートが使えるところが増えているなと思います。
ひとりで自己分析ができない、何の仕事が向いているかわからないのであれば、「***サービス名」
就活カフェであれば、「こんなところも」あります。
コツ⑦:とにかく睡眠時間は死守する
最後の就活を乗り切るコツ。
「寝る」
寝る時間が少ないと、人間ってネガティブ思考になるそうです。
また寝不足で疲れが取れない状態が続くと、体調不良にもなりかねません。
もし最近夜遅くまで起きていることが続いているなら、しっかりと寝る日を作りましょう。
まとめ|就職活動は集中した準備&人に頼る&休むが大切
本記事では70社近く応募していた就活劣等生だった私が思う、しんどい就職活動の乗り越えるコツをご紹介しました。
就職活動って、しんどいイベントだなと思いますし、私自身SPIを受けに行くたびに、「就活をビジネスにしてる会社、滅べ」とも思っていました。
ストレスもたまりやすいからこそ、集中した準備と周りの人にサポートを求めること、そしてしっかり休む事が、就活を乗り越えるコツです。
この記事を読んでいる就活生のあなたに取って、少しでも支えになっていたらうれしいです!
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